妻の延命措置をしないという書類にサインをしてきました

2019年5月末から妻が入院中です。

 

その前は2018年11月から入院して、2019年1月に手術を受け、2019年3月末に退院してきましたが、2019年5月の連休明けに体調を崩し(そのときには原因はわかりませんでしたが)結果的に腸閉塞を起こし(夜中に起き出してトイレでゲーゲー吐いていて、その後も布団でずっとウーウー唸っていた)、本人は「入院はイヤだ」といいはっていましたが、診察を受けたところ非常に危険な状態ということであえなく入院。そのまま入院を継続しています。

 

で、先日(2019年7月24日)妻の担当の看護師さんから先生から話があるので、妻には内密で病院に来てほしいと電話がありました。

 

妻が入院している病院の主治医が妻に内密でする話といったら、絶対によい話ではありませんよね、と少々ざわつきつつ、当日妻に会えるのでうかれている娘を連れて「自分、書かないといけない書類があるから30分くらいで戻る」とか適当なことをいって、すてきなカンファレンスルームで先生と看護師さんとの話に臨みました。

 

内容としてはざっくりいうと「妻の延命措置をしないという書類にサインをしてほしい」といわれ、「サインするのに時間がかかってもかまわない」といわれましたが、即サインしました。

 

まあ、自分のなかではあれだけ進行してしまっているのではしょうがないよね、と思うわけですが、妻は体中にあんなに管をつけられて日々体調が悪くなっているというのに、治療する気というか、退院する気満々で「また娘と一緒に生活するんだ!!」という執念がものすごいわけです。

 

さすがの私も、そんな人間に「心臓が止まったら延命措置しないのでよろしく」とはいえない。

 

つうか、二回目の入院以降、経口で栄養を摂取することができず、日々病状が悪くなる一方の妻はもう退院することも、自宅に戻ることも、もちろん娘と一緒に生活することも、娘とお出かけすることもできないのです。

 

こういうことを書くと誤解されるかもしれませんが、すでにベッドから起き上がれない状態だというのに退院する気満々の妻は、夫の私からいわせてもらうとバカな女ではありますが、あまりにも不憫でなりません。

 

しかも妻か私のどちらかが娘にこの事実を伝えないとならないというのは、なおさら不憫であります。

 

日中の娘の世話でものすごく疲れているのにまったく眠れません。