頭金・ボーナス払いなし、月々の支払いは家賃並み!!


最近のマンション販売のチラシをながめていると上記のような文句がうたってあることが少なくない。


「え? マジ? だったらいまの賃貸の支払いをローンに充てたほうが得じゃん!!」


と思われる方もいらっしゃるカモしれない。

んまあ、


※頭金なし・ボーナス払いなし・毎月8万円の返済で新築マンション購入可能


などと実際の支払い金額が書いてあれば、


「毎月の家賃の支払いが7万円だから、プラス1万円すれば自分の家が買えるのかあ……」


皮算用される方もいらっしゃることだろう。

実は私もそのうちの一人だったので、別にそれが悪いとは思わない。

ただ、(ローンの額にもよりますが)上記の条件でローンの申請をしたとしてもほとんどの人が通らないのが現実であります。

上記の条件で審査に通り、戸建てやマンションを購入できる人となると、

・若くて頭金が用意できない公務員(もしくはそれに準ずる職業)

以外にはまずありえません。

ようは「頭金なし」の定義は「頭金がなくてもいいよ」ということではなく、勤続年数が少ないため貯蓄が少ない若い公務員(もしくはそれに準ずる職業)の人は「頭金が準備できなくてもローンの審査は通りますよ」といったほどの意味であり、

「ボーナス払いなし」については、折からの不景気で収益が悪くボーナスが出ないなんていうのは日常茶飯事なので「ボーナス払いには期待しませんよ」といったほどの意味なのであります。

なので、自分は公務員じゃないけどインターネットショップ経営で年収1,500万円あるから審査は問題なく通るだろうと思われているあなた。

ローンの額にもよりますが、現在の年収が多いだけでは「頭金なし・ボーナス払いなし」という条件では多分通りません。

つか、年収1,500万円あって、ローンを組む予定があるのであれば、貯蓄して頭金に1,000万円を充てれば先方は喜んでローンを組んでくれること請け合いでござる(ただし、額にもよるけどな!!)。

もしかすると年収1,500万円あるような人はしっかり貯蓄・運用したうえで、戸建てを現金で購入しちゃうのかもしれない。そのほうがリスキーなローンなんかを組むよりよっぽど賢明だしw。

いくら通信やインターネットが発達して世界の裏側ともリアルタイムでお話しができるようになろうとも、まずは現金。

金、かね、カネでありますな。