単語の読みがなを校正しよう(3)
さて、次はいよいよ入力済みの単語の読みがなのゲットに挑戦でありますが、方法としてはこんな感じ↓であります。
- まずは『ファイルメーカーPro逆引き事典―やりたいことからすぐ引ける』の「3-8 入力済みデータにふりがなを振りたい」に記述されているとおり、「名前」と「ふりがな」というフィールドを用意し(フィールド名は任意)、「名前」フィールドに読みがなを取得したい単語をインポートする
- 続いて「名前」フィールドの定義オプションで「ふりがな」フィールドに「名前」フィールドのふりがなをふる設定にする
- 最後に「名前」フィールドに入っている単語をいったんカットして、また同じフィールドにペーストするというスクリプトを定義するのですけれども、詳細は書籍をご覧になっていただくということで割愛
で、上記のスクリプトを実行すると、めでたく「よみがな」フィールドに「名前」フィールドに入っている単語のよみがなが入っているという寸法であります(単語の数にもよると思いますが、会社の環境だとけっこう時間がかかりました)。
ようは
>入力済みの単語をカットしてペーストしたことで新たに入力したのと同じ状態を作りだしたので、ふりがなも自動入力される
そうです。
ただし、このテクニックはMacintoshのかな漢字変換辞書を使って逆変換したものなので、Macintosh限定のうえに、とんでもない変換間違いもあるので最終的に目視で確認する必要があります。
ただ、「かな漢字変換辞書を使って逆変換する」ということは、精度の高い辞書をIMEにセットして上記の作業を行えば辞書に登録してある単語はちゃんと問題なく逆変換をしてくれるので、リスクの軽減は可能です(省略文字変換用の辞書データなどは作業の間だけ外しておいたほうがさらに変換効率が高まります)。
「ま、自分で入力することを考えれば無問題ですにゃ」
ずいぶんと時間がかかってしまいましたが、次はいよいよ最終目的である文字列の比較であります。