サントリー武蔵野工場へ

totsugeki2009-06-14



試飲……ではなく、工場見学へ行ってきたのであります。

サントリー武蔵野工場へは南武線分倍河原駅よりシャトルバスで5分なのですが、最寄り駅は府中本町駅なのであります。

で、私の自宅から分倍河原駅に向かうと1つ手前の府中本町駅を通過していくことになるので、「じゃあ、府中本町から歩いていこう」とまずは府中本町をめざして出発したのですが、30分もかからずに着いてしまい、


 「こんなに近いんだったら毎週来られるかも」


なんて思ったり思わなかったり。

そして、てくてくと10分ほど歩いて工場に着き、受付をして、さっそく試飲……なわけはなく、どうやってビールができるのかを知るためにまずは工場内を見学しなくてはならないのであります。


 「……チッ、そんなのどうでもいいから早く飲ませろよ」


などと思いつつ、まずは席に着いて壁いっぱいの映像をみせられ、その後案内のお姉さんのあとにぞろぞろとついて、サントリーがいかに手間とお金をかけてすばらしいビールづくりをしているかの説明(というか自慢)を聞き、改装したばかりなのか非常にこぎれいな工場内を歩き回って、いよいよ最後にみなさんお待ちかねの試飲の時間になったのであります。

が、


 「えー、みなさま本日はこの工場で製造しておりますプレミアムモルツとモルツの2つのビールをご用意しておりますが、試飲の時間は15分となっております」

 「(……ヒソヒソ声で)たった15分だって」

 「なお、試飲につきましてはビール本来のおいしさを味わっていただくためにお一人さまグラス3杯までとさせていただいております」

 「えぇー!? 3杯だけ!?」

 「(聞こえないふりで)さあ、どうぞご乾杯ください」

 「(みんな心持ちしぶしぶ)かんぱーい」

 「15分で3杯ですか。ま、そんなもんでしょ。へーい、かんぱーい」


と乾杯したのですが、無料とはいえ工場でつくったビールをすぐに飲ませてもらっているので鮮度は抜群によく、グラスへの注ぎ方も文句はありませんし、サーバーもきちんと洗浄されているようで変なニオイや味もせず、新鮮な味わいにすばらしい喉ごし、ほぼ完璧なビールであります。

ただ、私的にはビールの温度がちょっと低すぎるような気がしましたが、上記に列挙したグレイトなポイントを鑑みれば、さして問題にはならないでしょう。

そして見学が終わったあとに館内に併設されているショップで、工場で製造されて詰められたばかりのプレミアムモルツをお土産として買い込み、「昼間っからビール飲んじゃってダルいですね」なんていいながら帰ってきたのであります。

そして私は自宅に帰ってきてビールを飲んじゃってふらふらしているというのに、すぐその後にそそくさと準備をしてテニスに出かけたのでありますが、この事実に関して「頭がおかしい」といわれても否定はしません。