本日は現在の派遣先の契約満了の日


であります。

いま思うと、たしかに環境の悪い職場ではありましたが、たかだか組版とはいえ仕事のレベルは高く、自分の甘さをいやというほど教えてもらいましたし、たくさん勉強をさせてもらいました。

それに職場の環境が悪いからといって、その会社に勤めている人がみんな悪い人間というわけではありません。

すごく気のいい人もいれば、思いやりのある人もいます。

ただ、そういう人たちは入社しても長続きしないので、結果的に性格の悪い人しか残らないのです。

なかには事情があって会社を辞められない人もいますが、逆にそういう人たちがいるおかげでこういう会社は成り立っていられるのだなと実感しています。

そして私も環境が悪い、悪いといいつつ、こんな会社で2年3カ月もやっていけたのは、同病相哀れむというか、「こんな劣悪な環境の会社だけど一緒に仕事するようになったのもなにかの縁だからお互いがんばっていこう」と、社員と派遣社員という立場の違いもありますから、決して口には出していいませんが、そんな思いがあってお互いに助け合い、そしてお互いに支えあってここまでやってこれたわけで、とても感謝しています。

お世話になった方にはこの場をかりてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

そういう意味でいえば、「ああ、やっと契約が切れてよかった」と思っていますが、まったく心残りがないというと嘘になります。

ただ、ずっとあの会社にいたのでは次のステージへと進むことができません。

いまの私ができることは自分がおかれた環境を理解し、把握したうえで次のステージをめざして邁進する……ただそれだけであります。