本日はデートに行ってきました


つうか、彼女も8月に契約が切れたばかりで次の仕事が決まっておらず、そのうえ彼女は私が2週間休みというのを知っているので時間はいっぱいあるのであります。

で、諸々の事情により彼女は彼女の両親に「仕事に行く」とたばかって7時30分に家を出て私の自宅に来るというので、8時30分に私の自宅の最寄りの駅まで彼女を迎えに行き、2人で私の家に戻って彼女が先週シンガポールに行ってきたときの写真を閲覧し、お土産をもらい、お腹が減ったので成城学園前駅とんかつ屋に食事に行って、それから新宿に行って映画をみて、ボーリングをして、喉が渇いたのでBARで1杯飲んで……なんてやっていたら、すでに21時を回っていました。


 「……なんか2人でいると時間が経つのがあっというまですね」

 「そう?」

 「もう21時ってことは会ってからもう12時間経ってますからね。すごいあっというまですよ」

 「え、もうそんな時間? 家に帰らないと両親が……」

 「あ、そうすか」

 「今日はどうもありがとう」

 「いえいえ、こちらこそありがとうございました」

 「すごく楽しかった」

 「……そうすか」

 「じゃあ、帰るね」

 「はい、じゃあまた」


と駅で別れたのでありますが、んー、なんというか最初は


 「女の人とつきあうなんてめんどうくさいし、そのうえダメにされちゃう可能性もあるからなあ」


などと本気で思っていたのですが、いざ実際にやってみたらなんかだんだんと楽しくなってきました。

ていうか、彼女と一緒にいてお話をしていると、とても楽しい。


 「これってもしかしてものすごく幸せなことなんじゃないのか……?」


本当の幸せというのは身近にありすぎて気がつかないものなのかもしれません。