本日は世田谷団体戦のB大会(続)


2008年5月11日のエントリー(「[テニス]本日は世田谷団体戦のB大会」)の続き。



 「K谷さん、ぎりぎりですよ!」

 「えっ? うそ!? っていうか、本当に試合するんですか?」

 「もちろんしますよ。現にやってるじゃないですか」

 「えー、この雨ですよー。みてくださいよ、ボクなんかもうびしょびしょですよ」

 「この雨のなか自転車なんかで来るからでしょ!」

 「えー、だって……」

 「とにかく10時から試合ですからアップしておいてくださいね!」

 「……はい」

 「じゃあ、全員揃ったところで(試合の)順番はどうします?」

 「あ、そうですね」

 「順番?」

 「ええ、B大会は2つ勝つもしくは負けた時点でおしまいになっちゃうんですよ」

 「え? ということは……」

 「雨のなかわざわざ来てもらったのに申し訳ないんですけど、最後のペア(D3)は試合をしないで終わる可能性もあるってことです」

 「あ、なるほど」

 「なんで、ボクとO道さんのペアは最後でいいっていったんですけど……」

 「それじゃまずいので、みんな揃ったら話し合いで決めましょうと」

 「なるほど」

 「で、ここはやっぱりポイントゲッターのK谷・T島ペアが確実に勝つという前提で1番目か2番目をお願いしたいと思ってるんですけど」

 「まあ、そうですね」

 「じゃあ、D1とD2のどっちがいいですか?」

 「……え、ボクたちですか? そうですね、出るんならK谷さんの調子を考えると2番目がいいかな……」

 「そうですか、じゃあ2番目でお願いします。そうなると問題はどっちのペアが先に出るかですね」

 「どうします?」

 「えっと……じゃあ、じゃんけんで決めますか」

 「えー? じゃんけん?」

 「え? だって別にどっちが出てもたいして変わらないでしょ?」

 「いや、まあ、そりゃそうですけど……」

 「それにそのほうが後腐れもないですしね」

 「じゃあ、じゃんけんで決めますか」

 「はい、じゃあ、せーのじゃんけんほい!」

 「あ、勝った」

 「負けちゃいました」

 「ということは、D1はボクとO道さん、D3はM保さんとK保さんということでいいですね」

 「まあ、妥当な順番ですね」

 「さっき受付で聞いた感じだと10時ぴったりから試合に入れるかわかりませんけど、みなさん心の準備のほうよろしくお願いします」

 「はーい」


などと雨宿りをしつつ、ああでもないこうでもないなどといいながらだべっていると予期せず私たちのチームの名前がよばれ、あたふたとコートに集まり、雨が降ったりやんだりを繰り返すなか、いよいよ試合がはじまったのでありました。