父が入院しました


重度の心不全で心臓の筋肉が完全に伸びきってしまっているとのこと。

いま思うと半年ほど前に父が「手の指が動かしづらい」といっていたのは、心不全の予兆だったそうです。

そして心臓の筋肉が伸びてしまったせいで、顔が腫れ、足がパンパンにむくみ、そして水がたまってしまい、そのせいで横になると咳が出ていたそうよ、と母に電話で連絡を取った際に説明されました。

まあ、とにもかくにも入院になったのでこれでちょっとは安心というか、無理ができなくなったので胸のつかえはおりました。

ですが、母には


 「あなたが来てくれたから父ちゃん病院に行く気になったらしいよ。本当にありがとう」


とはずんだ声で何度もいわれましたが、ありがとうといわれても別に父の容体がよくなったわけではありませんし、どちらかというとこれからが大変になることが予想されるので、素直に喜べないというか、「なんだかなあ」としか思えません。

ですが、父は2年ほど前、胃からの出血で吐血をして救急車で運ばれ、そのまま入院したことがあるのですが、そのときには入院の知らせに家族全員に衝撃が走りましたが、いまとなっては「父が入院しました」といわれても「ああ、そうですか。これで無理や我慢をしなくなってよかった、よかった」くらいにしか感じなくなってしまいました。

なもんで、前回入院したときにはパニックに陥って電話すらまともにかけられなかった母も、今回はふつうにメールを送ってきました。

慣れって本当にすごいなと思ったりするわけですが、まずは見舞いに行かないとな。