日曜日はスクールのちお好み焼き(続)


昨日のエントリー(d:id:totsugeki:20071210)の続き。

すぐそこで別れたはずのU田さんが急にこちらに向かってきたのであります。


 「Kコーチ! Kコーチ!」

 「はい、なんでしょう」

 「ちょっとご相談があるんですけど」

 「なんですか?」

 「実は今度大会をやろうと思ってるんですけど」

 「おお! それはすばらしい」

 「このペアのなかで一番強いところってどこですか? totsugekiさん、メンバー表みせて」

 「はいはい」

 「えー、どれどれ」

 「みんなD(クラス)なんですけど、やっぱりここが一番強いですか……?」

 「うーん、この組み合わせだと、どこもどっこいどっこいじゃないでしょうか」

 「え? そうなんですか」

 「最近スクールに来ていない方もいらっしゃるのでなんともいえませんが、たぶんどこも似たり寄ったりでしょうね。でも……」

 「でも?」

 「勝つとすればここでしょうね」

 「おお」

 「で、次はこっちで、こちらのペアはC2(クラス)とたいして変わらないと思います。というか、C2のほうが強いんじゃないかな」

 「ということは……」

 「こことここのペアを違うグループに分ければいいってことだよ。最初から一番強いところがあたったらつまらないからさ」

 「ああ、なるほど」

 「ほかのペアっていうのはどうなってるんです?」

 「ええと、ここに書いてあります」

 「おお! セントラルカップ優勝ペアと準優勝ペアが参加ですか。で、U田さんは……totsugeki君とペアを組むわけですね」

  「いやー、出る以上は勝ちたいですけどね。Kコーチ、どうもありがとうございました」

 「いえ、なんのなんの。大会の運営のことであればなんでも聞いてください」

 「ははは、じゃあまた参考にさせていただきます」

 「(そして小声で「道頓堀ね」と告げ)おつかれさまっす(と去っていきました)」

 「じゃあ、ボクも帰ります」

 「今日はtotsugekiさんは川沿いの道から帰るの?」

 「え? いや、今日は違う方向なんで……」

 「あっ、そう。じゃあ、おつかれさまー」

 「おつかれさまでーす」


といいながらなぜか一緒の方向に進むU田さんと私。というのも、U田さんとは帰る方向が途中まで一緒なのであります。

内心、「早く行かなきゃ」と思いつつ、ボールはあそこに買いに行って、カップは1000円くらいでみつけて……とうれしそうに大会の話をし続けるU田さんを横目に、声をかけるかどうするかをしばし悩んだのですが、せっかくの機会だと思い、


 「U田さん、このあとお時間あります?」

 「え? なんで?」

 「実はKコーチがすぐそこのお好み焼き屋でご飯食べようっていってるんですけど、お時間があるようでしたら一緒にどうですか?」

 「え、別にいいけど、オレお金一銭ももってないから貸してくれるんなら行くけど」

 「あ、いいですよ。さっき大会に出る人たちから会費もらいましたからね。ってもボクのお金じゃないですけど」

 「じゃあ行く」

 「そうですか。じゃあ、Kコーチ探してきますんでここで待っててください」


と急いでKコーチを探しに行ったのでありました。