連休最終日はスクールのち焼き鳥
ラケットを変えたせいで不調だったフォアハンドもようやくしっかりと打てるようになり、サーブ、バックハンド、ボレーとショットのバランスが取れてきて、スクールの同じクラスの仲間内でやるゲームでは、ほぼイメージどおりにボールを打てるようになってきており、ここのところかなり満足度が高かったのであります。
しかし、テニススクールの同じクラスのS木さんにお呼ばれしていったところはスクールよりも、もう二段階ほどレベルが上だったのでありました。
「S木さん、ここの人たちってDクラス(スクールで一番上のクラス)の人たちでも歯が立たないんじゃないですか?」
「そうかもしれないなあ。なにせ、みんな大会とかしょっちゅう出てるし、ゲーム慣れしてるからなあ」
「なんだかものすごい必死にやってるんですけど、全然ポイント取れないんですよ」
「俺だってそうだよ。だから、totsugeki君もここでもまれれば角が取れてもっとうまくなるよ」
「……そうですかねえ」
「大丈夫、大丈夫。がんばれば絶対うまくなるから」
「……はあ」
私自身、自分がいままで培ってきたショットが通用しないという事実にかなりショックがでかいわけですが、たしかにここでやらせてもらえれば確実にうまくなるに違いありません。
「……どうやったらショットが通用するようになるのかなあ?」
なんてことをぼんやりと考えながらスクールへと向かうと、天気がよいせいか人がやけに多かったのであります。
すると当然、ボールを打っている時間よりも待っている時間のほうが長くなりますし、人数が多いと待ち時間がなくなってしまうのでゲーム形式でのドリルもありません。
「ああ、自分でコートを取ればこんなに待つこともないのになあ。つうか、人数多すぎ」
と、意識を高く持って一球一球を打つなんていうのはどこにいってしまったのか、「ああ、しびれるようなゲームをしたいなあ」なんて思いながらダラダラと流しているうちにスクールは終わり、帰り際に恒例のU田さんと年末の大会の打ち合わせをしているとKコーチから着信があり、「軽く」酒を飲みに行くことになったのです。
なもんでU田さんと別れ、Kコーチと気になっていた焼鳥屋に行き、「煮込みがうまい」とかいいながら開店から閉店までいた時点でかなり酒が入っていたのですが、それから世田谷通り沿いをふらふらと自転車を押しながらはしごして歩き、最後は馬事公苑近くのBarで訳がわからないうちに解散。
かなり遅い時間になっていたので自転車をぶっ飛ばしていたら交番の前でお巡りさんに停められ、「ちょっと自転車を調べさせてください」とかいわれたりして時間を取られ、自宅に戻ったのが3時過ぎ。
ぎゃーぎゃーと鳴き叫ぶコタローとコジローにご飯をあげ、「ああ、なんだか今日が一番疲れた」などとひとりごちながら4時ごろ眠りに就いたのでありました。