[バイト]バイト23日目
ここのところ週休1日でバイトに行っているのである.
本来であれば労働基準法のからみで週3日しか出勤できないのだが,ただでさえ人が少ないのにもかかわらず,みな好き勝手に休むものだから,マネージャも頭が痛いようで,仕方なく自宅が近い人や稼ぎたいという人に頼み込んで出てもらっているらしい.
といっても,誰でもいいというわけでもなく,当然それなりに作業がこなせる人間にしか声をかけていないようで,私は入ったときからずーっと「いつでも出勤OKですよ」というスタンスを取っていたにもかかわらず,声がかかることがなかったので「おめがねにかなわないのか?」と思っていたのである.
すると5月の半ばごろから「totsugekiさん,悪いんだけど今度の木曜日出てくれないかな?」とか「ついでに日曜日も予定はどう?」などと聞かれるようになり,私も別に断ることもなく依頼される度に快諾しているので,ふと気がつくとほぼ毎日のように出勤し,すっかりレギュラーメンバーの仲間入りをしていたという次第である.
しかし,私になかなか声がかからなかったことについてあとでマネージャに話を聞くと,どうやら私が夜勤をしたことがないということを考慮して気を遣ってくれていたようなのだが,実をいうとそんなことに気を遣っていられないほど人手が足りないらしく,結局マネージャに「出てくれ」といわれて出てこられる人間ばかりしか出勤してこない(というか,出勤できない)ものだから,いまではほとんど毎日同じメンバーで作業をしているような状態である.
ま,そもそもなんで「人手が足りないのか」というと,それ相応の理由があるわけで,そのせいで人手が足りず,そのせいでというか,そのおかげで私の出勤日が増えたわけだが,なんで人が足りないのかというと……
長くなりそうなのでその理由はおいおい書いていこうと思うが,だいたい「悪いけど出てくれ」といわれたくらいで,いくら私がなんにもしていないからといって,毎日のようにのこのこと出かけて行って週休1日で働くわけがないのである.
それというのはつまり,私にもある思惑があっていまのような状態に身を置き(実をいうとこうなるのを狙っていた),きりきりと働いている(ふりをしている)わけだが,当然私の出勤スケジュールを決めているマネージャは私がなにを考えて真面目に働いている(ふりをしている)のかなどということはなにも知らずに「totsugekiはいえばすぐに来てくれるし,滅多に休まないからちょっと優遇してやろう」というようなかなり安直な思考で私のスケジュールを組んでいるわけだ.
いや,だからといって別に店の売り上げを奪おうとか商品を掠め取ろうなどというようなことはこれっぽっちも考えていない(つうか,それは犯罪だ).
というか,上記の「人手が足りない」ということにも関係があるのだが,私はただ純粋に「パートやバイトのモチベーションをあげるにはどうしたらいいのか?」を知りたいがためにこの職場でもう少しがんばってみることにしたのである.
果たして答えは見つかるのか?
俺たちに明日はあるのか?
俺たちの明日はどっちだ?
こうご期待.