[会社]最後の最後まで残業をしていたり


仕事の最終日はちょっと辛口な内容のエントリーを書こうと思っていたのだが(そのエントリーは後日書く予定),オバカチョーのせいで仕事に追われ,残業をすることになってしまい,そのうえみんな帰っちゃって最後の最後までオバカチョーとドブチョーと一緒にいるはめになって最低だったのである.


 「ったく,最終日まで残業させんなよな」


と思いつつ,まあ残業すればそのぶん失業保険をもらう段になったときにお金が増えるからいいんだけどもさ.でも支給されるまで3ヶ月かかるっていうのは長すぎないか? とか,だったら最後の最後までムダに引っ張って残業していやがらせしてやるかなどと考えてはいたのだが.

そんなわけで黙々とファシリス(面付けソフト)で面付けしたデータをセッターでフィルム出力しつつ,身辺の片づけをしていたのだが,どう考えても荷物が多すぎる.

う〜む,ずいぶん前から少しずつ持って帰ってはいたのだが,なぜか最終日にG3 DTを持って帰らないといけなかったりして,いくら私が荷物を持つのを苦にしないといっても,これらをすべていっぺんに持って帰るのは物理的に不可能である.

つうか,さっきE代とH部が「おつかれさまでした」といって酒(バーボン)をもらったのだけれども,こっちにも台所事情というか荷物事情というものがあるのだから急に渡されても困るんだよね(……いや,いただけるのはとてもうれしいのだけれどもさ).

なので仕方なく本日持って帰れないものは自分のロッカーに置いておき,後日取りに来ることにする(そのことをドブに伝えたらものすごくイヤな顔をされたのだが).

……自業自得とはいえめんどくさいですのう.

ま,時間はいくらでもあるから別にいいかと思い直してそそくさと帰り支度をし,上司の努めかなにか知らないが仕事もないのにヒマそうに残っているオバカとドブに


 「どうもお世話になりました」


と心にもないことをいって,


 「最後の最後までむかつく奴らだ.これからお前らの顔をみなくてすむと思うとせいせいするよ」


と思いながら,ものすごい荷物を抱えてフロアを出たら,エレベータに乗って上がってきた営業のO澤さんとばったり会ったのである.


 「あっ! どうもお世話になりました」

 O澤さん「おっ? 今日まで?」

 「はい」

 O澤さん「そう……,どうもおつかれさま」

 「はい,どうもありがとうございます」

 O澤さん「……次は決まってるの?」

 「いえ,なんにも決まってないです」

 O澤さん「あ,そう.じゃあこれからしばらくフリーなんだ」

 「はい,そうですね.とりあえず本でも読んでゆっくりします」

 O澤さん「……ふ〜ん.じゃあさあ,今度の連休とかヒマ?」

 「は? 特に予定はないですけど……」

 O澤さん「じゃあ,ちょっとテニスに来ない?」


O澤さんとは仕事のことで話をすることがあるくらいでそれほど仲がよいというわけではないのだが(そもそも私は会社のなかで仲のよい人間などというのはほとんどいない),ひょんなことから2回ほどテニスをご一緒したことがあるのである.

そして私は酒でもテニスでもなんでも自発的に参加したりすることはあまりないのだが,誘われればやぶさかではないので


 「はい,いいっすよ!!」


と,会社を辞めてとてもすっきりした気分だったので気軽に二つ返事で応じたのであった.そしてO澤さんが最寄りの駅まで送ってくれるというので九段下駅まで送ってもらい,別れ際に


 O澤さん「じゃあ,詳細は携帯電話にメールで送っておくから」


といわれ,寒空のなか重たい荷物を持って歩かなくてすんだのだが,そのときの私は


 「テニスか〜,すごい久しぶりだなあ,体動くかなあ」


などとのんきに考えていたのだが,まさかこれがあんなに体を酷使するはめになろうとは知る由もなかったのであった…….

(いや,これが書きたいがために2005年12月22日のエントリーをずっと引っ張っていたのでした.すいません)