[会社]絶対的に間の悪い人
というのはどこにでもいるものである。
私の身近にもそういう人がいて、そういう人というのは、私が「忘年会はいつがいいですか?」などというメールを送ると、いつも幹事である私の都合の悪い日にちを確実にピンポイントで指定してきたり、「じゃあ、合宿はどうしましょうか?」などというメールを送ると「とても行きたいのだけれどもその時期は仕事が忙しそうなので、幹事さんの都合のよい日にあわせます」とかいうメールを返信してきて、すったもんだしたあげく参加の予定だったのに、合宿の前日になって「仕事が入っちゃったのでキャンセルします。すいません」とかいうメールを送ってくるのである。
そして、ここにもとてつもなく間の悪い人が一人……。
私「最後にちょっと説明しておきたいことがあるんだけど、いまいいかな?」
H部「いや、あのっ、いまこれやらないといけないんで……」
私「あっ、そう。別に急ぎじゃないから、じゃあそれが終わったら声かけてくれる?」
H部「はっ、はい。わかりました。すいませーん」
……2時間経過
私「さっきの仕事って終わった?」
H部「いや、そのっ、さっきのは終わったんですけどまた急ぎの仕事が入っちゃって……」
私「(急ぎの仕事?)あっ、そう。じゃあそれが終わったらすぐに声をかけてくれる?」
H部「はっ、はい。わかりました。すいませーん」
……それからまた2時間が経過し、なにやら仕事が一段落したようなので、
私「いま、ちょっといいかな?」
H部「いえ、あのっ、さっきの作業はいま終わったんですけど、いまやった作業の内容をちょっとまとめておきたいんで……」
私「え? まとめるってなにを?」
H部「いやっ、だから作業の内容を……」
私「なにに?」
H部「ノートに……」
私「……あっ、そう。じゃあ、別にもういいや」
H部「あっ、そっ、そうですか。すいませーん」
……それから3時間後
H部「あっ、あの〜、totsugekiさん、すいません」
私「ん?」
H部「あっ、あのっ、作業終わったんですけど」
私「え? なんの?」
H部「え? なんのって、さっきのやつ……」
私「え? ボクが朝いったやつ?」
H部「はっ、はい」
私「あっ、そう。……じゃあ、どうしようかな。ちょっと遅くなっちゃうかもしれないけどこれから説明してもいいかな?」
H部「あっ、そっ、それなんですけど、わたし今日はちょっと早く帰りたいんですけど……」
私「……ああ、そう。じゃあ、また今度にするわ」
H部「はっ、はいっ、すいませーん」
間が悪い人っていうのはどこにでもいるもんである。
しかし、私のまわりには圧倒的にその割合が多いような気がするのは私だけだろうか。
つうか、前々から思っていたのだが、私が間が悪いと思っている人たちっていうのは、たんに自分の都合を私の都合にあわせる気がないだけという気がしてきたのだが、それっていうのは結局、協調性がないということではないのか?
いや、別に私にあわせる協調性がないというのならそれでもかまわんけどさ。
でも、H部はいいかげん自分が損をしているってことに気がついたほうがいいと思うのだけれども、人それぞれだから、まあいっか。
え? それっていうのはやっぱり私が教えてあげるべきことなのか?