[会社]ボーナスとボケナスはちょっと似ている


昨日(2005年12月12日)、終業時間間近になってドブチョーが封筒を片手に

 ドブ「え〜、みなさん、こちらに集まってください」

などと宣っていたのである。

 「え? ボーナス? ずいぶん早くない?」

 K主任「うそ? なんかあったのかな?」

 H川「あれだよ、あれ。17日に会社の忘年会があるからだよ」

 ドブ「……え〜、本日の朝礼で社長がおっしゃっていましたが……」

 「ああ、なるほどね」

 K主任「え? それってもしかして……」

 「ああ、忘年会でみんなに“社長ボーナスありがとうございました”っていわせたいんだよ」

 K主任「せこいね〜」

 「ボクはそんなこと口が裂けてもいわないけどね」

 H川「あんたはもうこの会社辞めるからでしょ。それに“ボーナスありがとうございました”っていうのは社員の勤めだよ」

 「なんでそんなこといわないといけないわけ? それにあのおっさんせこいんだもん」

 ドブ「……業績はよくはありませんが、数字の上では黒字なので……」

 H川「つうか、なに? お前もボーナスもらうつもりなの?」

 「いや、そういう約束だから」

 H川「お前はもうこの会社辞めるんだから受け取る資格はないだろ? ちょっとは身の程わきまえろよ」

 「いやこれはね、ボクがこの会社でいままで精一杯仕事をしてきたから、きっとそのお礼ってことだよ」

 K主任「totsugeki君はたいしたことしてないじゃん」

 「げっ!! K主任にいわれた」

 H川「あんただってもうすぐ辞めるじゃん」

 K主任「ギクッ!! ばれた?」

 ドブ「……会社は大変厳しい状態ですので……」

 「つうか、まだなんかしゃべってるよ」

 K主任「お前のくだらない話なんか誰も聞いてないっつーの」

 「本当だよね。御託はいいからさっさとボーナスよこせってんだよ。このボケナス!!」


なんて会話をしつつ、「これでこの会社に一生懸命来る必要もなくなったな」なんて考えていたのだが、話をきくところによると今年はボーナスが支給されないなんていう会社も多いようだから、そういう意味でいえばちゃんとボーナスを支給されるっていうのは幸せなんだよね。それがたとえ雀の涙ほどだったとしてもさ。

これで長い御託を聞かせられなければもっと幸せなのになあ〜とか、なんかいやいやボーナスを出しているうえにそれがみえみえなのはなんとかならんのかなあ〜などといろいろと書きたいことはあるのだけれども、ここは素直にボーナスをもらえたいただけたことに感謝しよう。

誰だかわからないけど、どうもありがとう。