[web]ジブリの新作は「ゲド戦記」らしい


本日はいろんなことをやりました。なかなか多忙です。

といっても、当然プライベートです。

仕事はヒマです。というか、なにもしていません。

ええと、なにもしていないというのはまちがいです。blogを書きながら、熱心にH部さんにレクチャーをしてました。

いや、もといH部さんに熱心にレクチャーをしながら、blogを書いていました。

語句の順番を変えると優先順位が変わったようにみえるっていうのは日本語っておもしろい難しいですね。

などとよくわからんことを書きつつ、このエントリーの本題。

asahi.comジブリの新作は「ゲド戦記」 宮崎駿さんの長男が監督
http://www.asahi.com/culture/update/1213/014.html


おお、ゲド戦記ですか。

……そう、あれはちょうど12年前、神田神保町三省堂書店書泉グランデでファンタジー関係の書籍ばかりを集めたセールを展開していて、ついこのあいだ映画化されて反響を読んだJ.R.R. トールキン指輪物語が豪華化粧箱に入って全6巻セットで売られていたり(注:いまは全9巻らしいが、その当時は全6巻だった)、その指輪物語の序章ともいうべき(前日譚というらしい)ホビットの冒険や、マイケル・ムアコックエルリック・サーガ、はたまたドラゴンランス戦記や魔法の国ザンスシリーズ、ファファード&グレイ・マウザーシリーズなどが三省堂のたしか5階か6階のエスカレーターを降りてすぐの一角の棚に所狭しと並べられていたのである。

そしてゲド戦記もその所狭しと並べられていたなかの一冊だったのだが、その当時、純粋なファンタジー大好き青年だった私はバイトで得たなけなしの給料のほとんどをこれらの書籍を購入することにつぎ込み、会社を休んでむさぼるように読んでいたのだが、いま思うと会社を休んで読むほど好きなのだったら、ちゃんと会社に行って仕事をしてお金をもらって、そのお金で書籍を買って休みの日に読めばもっと購入できたはずなのだが、そんな頭が回らないくらいのめり込んでいたのである。

で、ゲド戦記はいわゆる典型的なヒロイックファンタジーとは違って、主人公のゲド(ハイタカ)はすぐれた才能に恵まれているが、明るい好青年というわけではなく、どちらかというと陰があり、むっつりとしたややとっつきにくい人間として描写されており、そんなゲドの成長や内面の心理描写、さらに筋立てがとてもおもしろかったので、基本的に書籍は一度しか読まない主義の私が何度も読み返した書籍なのである。

というか、今も昔もやっていることはあんまり変わらないわけだが、いまや悲しいことに純粋なファンタジー大好き青年ではなくなってしまった私は、復刊コムなんかを眺めていると「あの当時購入した書籍を引っ張り出してきたら、どのくらいの値段がつくんだろうか?」などという皮算用しか頭の中には浮かんではこないのだが。

そうか、ジブリで映画化されるのか。したらば映画化されて騒がれる前にもう一度買って読んでおくか。

ちなみに下記はこのエントリーを書くためにゲド戦記でググってみて一番上にヒットしたリンクなのだが、

ゲド戦記
http://www3.ocn.ne.jp/~thouse/gedosenki.html


このなかの

ゲド戦記名言:登場人物とその名言
http://www3.ocn.ne.jp/~thouse/gedomeigen.html


に、こんな記述を発見(ゲドの師であるオジオンの言葉)。

聞こうというなら、黙っていなくてはな。


……いまも昔もゲド戦記は奥が深いです。