[会社]第5土曜日がある月は最終土曜日は出社


することになっているそうな。この会社。

なんでも昔は月末になると忙しかったので第5土曜日を出社にしたらしいが、いまでは景気も悪く、仕事もどんどんと減っているので第5土曜日はみんな有給休暇を取って休むのが慣習になっており、社員のなかでは「有給休暇消化デー」とよばれていて、とても評判が悪いのだが。

で、第5土曜日が出社日だということすら知らなかった私は思いっきり修善寺にテニス合宿に出かけていたのだが(休むという連絡すらしていないのでたんなる無断欠勤である)、この日は午後から社内のボーリング大会があったらしい。

で、そんな社内行事にはまったく興味がなく、絶対にそんなものには参加しなかったわれらがK主任が、この大会の幹事ということでしぶしぶ行ってきたそうな(社内行事の幹事は部員が持ち回りで1年間やるのだ)。


 K「……ボーリング大会行ってきたよ」

 「え〜!? なんでそんなものに行ったの?」

 K「……だって、幹事だもん」

 「ああ、あれね。これから1年もやるんでしょ、大変じゃん」

 K「……もうね、拷問だよ」

 「なにが?」

 K「……ボーリング大会」

 「なんで?」

 K「一言でいうと、もうね“痛い”」

 「ああ、もうアイタタタタタ〜って感じ?」

 K「……つうか、もうあの人たちと一緒にいるのが痛い」

 「そりゃそうだよ。普通のときだって痛いんだから」

 K「ほら工場にいるじゃん、●●●(ほかの部署の人間の名前)、あいつね、もうね頭おかしいよ」

 「そりゃそうだよ。あいつガ●●チだもん」

 K「それと社長と常務いるじゃん」

 「うん、なんかしたの?」

 K「ボーリング終わったあとにみんなで打ち上げに行ったのよ」

 「うん」

 K「そしたら大きな声でケンカしてた」

 「ハハハハハ」

 K「常務が社長に向かって“なんでそんな大きな声を出すんですか”とかいってさあ」

 「うん」

 K「社長は社長で“君が大きな声を出すからだ”って2人ともものすごい大きな声で言い合いしてたよ」

 「なんかあの人たち、どこに行っても恥ずかしいね」

 K「自分、あまりにもまわりが痛いもんだからずっと目を上げられなかったよ」

 「じゃあさあ、もし今度そういう機会があったら録音してきてよ」

 K「なんで?」

 Podcasting配信するから」

 K「そんなのやだよ。痛いもん」

 「いいじゃん、ブログに書くのよりそっちのほうがよっぽどおもしろいよ」

 K「え〜、じゃあtotsugeki君が自分でやりなよ」

 「やだよ。ボクだって痛いもん。録音さえしてきてくれれば配信だけはしてあげるからさ」


いやあ、自分行かなくて本当によかった。

いや、誘われても行く気はないけどもさ。

つうか、やっぱり次はPodcasting配信しかないよなあと一人ほくそ笑んだり(ニヤリ)。