[コタロー]わが家に来てからはや3年目に突入

コタロー


月日が経つのは早いものである。

コタローがわが家に来たばかりのころはこんなだったのに、いまではもうこんなである。

……コタロー、ずいぶんぽってりしておりますのう(なんか違う動物のようである)。

最近のコタローは歳を取ったせいかずいぶんおとなしくなり、ご飯の催促もそれほど激しくなくなったので「ああ、これで夜中に起こされることも少なくなるな」と喜んでいたら、そのかわりに今度はコジローがどうしようもなくハラが減るらしく、ちょっと小腹が減るとぐっすりと眠っている私の周りをぐるぐると回りながら「ヒャーン、ヒャーン」と激しく鳴き続けるようになった。

そしてコタローはベッドのなかでまどろみつつ「あいつ、よくやるにゃあ」といった感じでその様子を見ているのだが、コジローのニャアニャア攻撃のあまりの執拗さにさすがに目を覚ました私が寝ぼけ眼でむっくりと起き出すと、にゃつはコジローよりもすばやいダッシュで食べ物をもらえるベストポジションに陣取るのである。

……コタロー。お前、ご飯あげたことないみたいじゃん。

でも、ときどきコタローもガサガサ攻撃を繰り出してくるのだが、そのときにはコジローはベッドでおとなしくしていてニャアニャア攻撃はしてこないんだよね。

ということは、にゃつら交代でご飯の催促をしているのだろうか?

それともたまたまなのか?

う〜ん、にゃつらにそんなチームワークが存在するようには思えないが、いずれにしても私は夜中に起こされるわけだ。

……にゃんだろねい。