[会社]だから君にはそれを期待していたんだよ!!


昨日(2005年10月3日)は朝起きたらちょっぴりだるかったので、会社をズル休みして午前中はぐっすりと眠り、午後から思い立ったように起きだしてお洗濯。

半日がかりで洗濯がすんで、せっかく1日休んだのだからなんかしようかとも思ったのだが、特になにもする気が起きなかったので、コタローとコジローと一緒に遊んだり、なでくりまわしたりしながら、ゴロゴロして過ごす。

で、本日(2005年10月4日)も起きたら、やっぱりだるかったので午後から出社することにし、K主任にメールで午後から行くことを連絡し、昨日あれだけ眠ったにもかかわらず午前中ぐっすりと眠りこける。

ここのところ、急な気候の変化とやる気のなさがあいまってかなりグダグダなのだが、私の勝手な行動を抑制できる人間が誰もいないので、「会社がフレックス制を認めてくれないのなら勝手にフレックスにしちゃうよ〜〜ん」という態度を前面に押し出しつつ、1人で勝手にフレックス制を導入し、自由気ままに出社しているのだが(むろん有給休暇を消費している)、妙なことにちゃんと会社に行かないとblogの更新はおろかメールチェックもままならないので(自宅にPCがないわけじゃないのだけれども)、午後から行くといってしまった手前、仕方なくのろのろとほぼ惰性のみで会社に向かう。

「あ〜、行くのもだるいなあ〜〜」なんて思いながら、わびれる様子もなく出社すると、なぜかみんな私と目を合わようとせずにそそくさと立ち去っていくが、そんなことはまったく気にせず、なにごともなかったかのようにMacを立ち上げ、メールチェックをしつつ、blogや掲示板をひととおりチェックしているとE代が申し訳なさそうに


 「お忙しいところすいません。これお願いしてもいいですか?」


といってきたのだが、午後からのんびりと出社している私が忙しそうにみえるはずもないので


 「それは新手のイヤミですか?」


と聞こうかとも思ったのだが、そのときの私にはものすご〜く余裕があったのであえて黙っていた。

で、わざわざやってくれっていってくるくらいだから、さぞや大変なのかと思いきや、あいかわらずさくっと終わってしまい、内心「今日も休めばよかった」と思いつつ、ぼけーっとwebをみていたら、17時30分ごろに急に常務に「totsugeki、ちょっといまいいか?」と声をかけられる。

「お、常務直々になんの御用ですかい」と思いつつ、のこのこと常務のあとについていくと扉の外には総務部長がいて、3人でエレベータに乗り込み、社長室へと向かう。とりあえずかけろといわれ席につくと、対面に常務、その左に総務部長が席についた。

以下、その会話の内容。


 常務「え〜、先日退職願を受け取ったのだけれども、その後なにか変化はあったか?」

 「いえ。なにも」

 常務「これだと退職希望は10月15日付けになっているけれども、この気持ちに変わりはないということだな?」

 「はい」

 常務「君のほうからなにもいってこないので、なにか変化があったのかと思ったのだけれども……」

 「(こっちからなにかいわないとそっちがなんにもしないからだろ。このボケが!!)いえ、気持ちになんら変化はありません」

 常務「……そうか」

 「この前の話し合いのときにも確認しましたけれども、会社側に体制を変える気がないということは私も気持ちを変える気はありません」

 常務「……話し合いねえ」

 「あれを話し合いというのであればの話ですけど」

 常務「君は体制を変えるって簡単にいうけれども、じゃあどこをどういうふうにどうやって変えようと思っているんだ?」

 「(あ〜ん!? そんなこと考えてねえよ!)ええとまずは、もし新卒の人間が入ったとしてちゃんと教育できるような体制を作るべきですね。いまみたいにこいつは使えるとかこいつは使えないみたいな振り分けをするのはおかしいですし」

 常務「具体的にいうと?」

 「そこまでは考えてはいませんけど、お金がかかろうが、時間がかかろうがそういう体制を作っていかないと、いまみたいな体制では社員が使い捨てじゃないですか。そんなことじゃ、いつまでたっても会社が伸びていかないと思います」

 常務「ほう」

 「それにいつも新しく入った社員は使えるとか使えないとかいうだけで教育もなにもないから、もしその優秀な社員が辞めちゃったら、今度は手が足りない、手が足りないっていうだけじゃなんの解決にもならんじゃないですか」

 常務「う〜ん」

 「あと、いままで仕事をしてきたうえでのノウハウの蓄積がなにもないっていうのも話になりませんね」

 常務「ということは、君にはなにか具体的な案があるのか?」

 「(あるけど、お前にいってもわからねえよ!!)いや、具体的にこうとはいえませんけどあるにはあります。ただ、当然お金と時間はかかります」

 常務「……君は社歴も長いし、期待していたのだけれどもなあ」

 「(社歴が4年って長いのか?)はあ。まあ、自分の立場なりにはがんばってきたと思いますけど、会社の体制を変えるなんていうのはそうそうできるもんじゃないんじゃないですか」

 常務「だから、君を含めたMacチームの3人には期待してたんだけどなあ」

 「(別に若くはねえだろ)あの話し合いのときに明らかになったと思いますけど、少しでもなにかを変えようと思わなきゃ変わるわけがないんじゃないですか?」

 総務部長「だから君にはそれを期待していたんだよ!!」

 「ああ、そうなんですか。でも、ボクはまわりの人間となんら待遇は変わらないですからね。それをボクにやれっていうのはムシが良すぎるんじゃないですか?」

 総務部長「……」

 「まわりの人間と待遇は変わらない、決裁権もないっていうんじゃ、なんにもできないのと一緒じゃないですか」

 総務部長「いや、それはタマゴが先かニワトリが先かって話でさ……」

 「結局ですね、あの2人(ドブとバカ)が変わらないとなんにも変わらないわけですよ。で、ボクはそこまでしてここにいる気がないってだけの話じゃないですか」

 常務「まあ、そうだな。たしかにあの2人が変わらないとダメなんだけどな……」

 「だいたい、あんな人間が上にいたら下の人間は誰もついてきませんよ」

 常務「そうかそうだな。そのとおりだな。わかった。もういいぞ」(と、手振りで帰れというしぐさ)

 「そうですか。じゃあ失礼します」


なんでもいいけどさあ、な〜にが「君には期待していただ」、自分ができないこと人にやらせんなっつーの。

それにやろうと思えばやれるのかもしれないけど、こんな掃きだめみたいなところの体制をちょっと変えたからって私になんの得があるというのだ?

そんなエネルギーがあるんだったら、もっと有意義でメリットがあるところに使うわい。このボケ!!

まあ、いいや。あとは惰性で会社に来て、ちゃ〜んと引き継ぎをするだけだな。

でも、その引き継ぎをする人間がまだいないんだよね……。