[会社]バカな人たちが相手だと話し合いにもなりゃしない(その3)


さて、本日のエントリーは2005年9月6日(火)の「バカな人たちが相手だと話し合いにもなりゃしない(その2)」の続き。

おバカな話し合いはまだ続いていたのだが、私たちがなにか意見をいうと常務は「あれはできない、これはできない」の一点張り、ドブチョーとオバカチョーはひたすら言い訳ばかり、そしてE代はものすごい余裕をぶちかまし、H川は常務やドブチョーがなにかいうたびに食ってかかり、私はなにをいわれてもむっつりと黙り込み、端っこに座っている総務部長とK主任はだんだんと気配を消しつつあった。

いつになったらこのアホな話し合いとやらは終わるんですかねえ。もう帰っちゃおうかな……などと思っていたら、急に思い立ったように常務が


 常務「では、そろそろ時間もなくなってきたのでこのへんで結論を出したいのだけれども、仕事の体制に関して君たちはいまのままがいいのか、それとも大変な仕事はみんなで分担をして一気にやってしまったほうがいいのか、君たちの意見を聞かせてもらいたい」


と切り出してきた。


 常務「H川、どうだ?」

 H川「ボクはいまのままでいいと思います」

 常務「ということは、1人で1つの定期物を担当するってことだな?」

 H川「はい、いままでその形でやってきてミスもしてませんし、いまさら変える必要はないと思います」

 常務「そうか。じゃあE代さんは?」

 E代「私もいまのままで問題はないので特に変える必要はないと思います」

 常務「月刊誌は残業が多くて大変だろう?」

 E代「いえ、別にそれほど……。それに大変なのは私じゃなくてtotsugekiさんですから……」

 常務「じゃあ、E代さんはそれほど大変じゃないってことだな?」

 E代「はい。みなさんはお忙しいかもしれませんけれども、私はそれほど忙しくはないです。それにみなさんがどう思っているかはわかりませんが、私はいまのままで問題はないです」

 常務「じゃあtotsugekiは?」

 「ボクも1人で1つの定期物なり、書籍なりを担当したほうがいいと思います」

 常務「……なんでだ?」

 「1人でなにかを担当するってことは当然メリットとデメリットがあるんですけど、たとえば大量にページがあって前半と後半とかっていう形できっちりと分けられるのであれば、複数の人間が分担するメリットはあると思いますが、いまやっている月刊誌みたいに2ページとか4ページのものがたくさんあるようなものでは作業を分担するメリットは少ないと思います。というか、逆にデメリットのほうが多いと思います」

 常務「でも、校正が遅く帰ってきたときなんかはみんなでいっぺんにやればすぐに終わるじゃないか」

 「それはそうですけど、その修正をみんなにいちいち指示してやってもらうのであれば、そのドキュメントを作成した人間が1人で作業をしたほうが効率はいいと思います。それに基本的に1人で1つの物を担当したほうがミスも少ないですし、クオリティを保つという点ではそのほうがベストだと思います」

 常務「……そうか。じゃあ、Kは?」

 K「ボクもいまのままでいいと思います。それにもし月刊誌が大変だから手伝えっていうのならいくらでも手伝いますし、本当に大変だったらtotsugeki君もボクたちになにかいってくると思います。まあ、やれっていわれればボクはいくらでもやりますよ」

 常務「……そうか。じゃあ、最後に確認するけれどもこれから入ってくる仕事にいまの(体制の)ままで臨むってことでいいのか? H川?」

 H川「はい」

 常務「E代さんは?」

 E代「私もそれでけっこうです」

 常務「totsugekiは?」

 「はい、みんながどう思っているかはわかりませんが、ボクはその形が一番いいと思います」

 常務「Kは?」

 K「ボクはなんでもいいです」

 常務「そうか、わかった。じゃあ、いまのままの体制でいくってことで部長と課長もいいな?」

 ドブ「はい」

 オバカ「私は前からその形のほうがいいと思ってました。だからいまの形にしたんです」

 常務「……ほ〜、そうなのか〜(棒読み)」

 全員「……(黙ってりゃいいのに本当にバカ)」


その後、ドブチョーとオバカチョーが自社の営業部員から仕事を受ける際の態度の悪さを改めるように常務から指摘されたりしたのだが、あいもかわらず2人で言い訳ばかりするのでもうみんなうんざりしていたのだが、当のご本人たちはそんなことにもまったく気がつく様子もなく、必死で勢いで言い訳をまくし立てている。

つうか、お前ら最初から最後まで言い訳しかしてねえじゃねえか。ったく、ばあさん2人でよくやるよ。

それにE代さんはずいぶん余裕があるんですのう。そんなに余裕があるんだったら私になんかやらせていないで、自分で組版すればいいのに。

常務は常務で「これはちょっと検討させてくれ」とか「これは保留にさせてくれ」とかって政治家みたいな答えばかりで、会社で2番目にエライっていっても結局なんにもできないということが暴露された。しょせんこんな会社の常務だからこんなもんなのかもしれんが、私が入社したばかりのころ、この会社の社長(常務の実のお兄さん)にお情けで拾ってもらったという噂を聞いたりしたが、これは事実ということが発覚した。だいたいなにもできないんだったら、なんかできそうなふりすんなっつーの。

もうなんだかくだらなすぎて突っ込む気もなくなってきたのだが、3回にわたって書いてきたこのすばらしい話し合いの結果をまとめると


 ・フレックスにはしない※
 ・人は新しく入れない
 ・派遣社員も頼まない
 ・仕事の体制も変えない


※フレックス制については毎日残業があるのであればそれも可能だが、下版前の2週間だけフレックスとかいうのは会社的に許可できないとかなんとか


結論として


 いままでと何も変わらない


ということを常務以下、総務部長、ドブチョー、オバカチョー、Macチームの4人で確認。


 大の大人が8人も集まって話し合った結果がこれデスカ!?


……おまえら本当にアホ?


そしてこの話し合いのおかげで会社を辞める気が120%から1200%くらいになってしまったのだが、話し合いをする前からすでに100%を越えていたので、私自身にたいして変化はなし。

ああ、このエントリーのおかげで貴重な就業時間の大半を費やしてしまった。早めに通常のエントリーに戻ろう。