[会社]バカな人たちが相手だと話し合いにもなりゃしない(その2)


本日は昨日に引き続いて勝手にお休みをいただいたのだけれども、書くことといったら実家でコターとコジーと遊んだくらいしかないので、本日のエントリーは2005年9月2日(金)の「バカな人たちが相手だと話し合いにもなりゃしない(その1)」の続き。

ちなみに席順はこんな感じである。


  総務部長 オバカ 常務  ドブ
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    K   私  E代  隣人(H川)


で、私以外のMacチームの3人はなんでこんなところに呼び出されて話し合いをしているのかよくわからないまま始まった重要な話し合いは、常務の進行で進んだのだが、ようは9月末から年末にかけて仕事が山積みなので、それを君たちMacチーム(4人)でやるにはどうしたらいいかの対応を君たち(私たちのことね)から提案してもらって、それをもとに会社側も対応をしてなんとかこの状況を乗り越えたい、とまあそういった話だったのである。

ここで重要なのは決して会社からの押しつけではないということで、君たちから提案をしてもらってそれを会社が検討して対応することなのだと常務は繰り返しいっていたが、私は「あ〜、そうですか〜、それはすばらし〜」などと思いながら、このくだらん話し合いを早く終わらせるにはどうすればいいかということしか考えていなかった。

ちなみにこれから受注するであろう仕事をまとめるとこんな感じ。

 ・大のお得意さまから9月末に500〜600ページの組版(文字組み中心)
 ・大のお得意さまから10月中旬〜12月初旬に全部で500点弱の広告作成 and それら広告を貼り付けた600ページ強の組版
 ・もう一つのお得意さまから12月末までに500〜600ページの組版(表組)

おうおう、なかなか大変ですのう。つうか、これだけ仕事が来るって逆にすごいじゃん。

むろん、ちゃんとやれればね(ニヤリ)。

で、話は各自が担当している定期刊行物の話になり、常務が「みんなよくやってくれているけれども、月刊誌に2人もかかりっきりではこれだけ(上記)の仕事はこなせないから、そのへんをちょっと考えてほしい」とかなんとかうまいこと(?)いいながら、隣人から順番に意見を聞いたのである。


 常務「H川(隣人の名字。以降、H川と表記)どうだ? なんかあるか?」。

 H川「……前にtotsugeki君と冗談でいってたことがあるんですけど、月刊誌を担当している人はフレックスにすればいいと思います。結局、残業が多いってことはそのぶん時間をあとにずらせば残業が減るわけですし、前の日の21時まで残業をしたのに次の日の朝9時に来ないといけないっていうのはかなり負担だと思います」

 常務「……フレックスねえ」

 H川「あとそれと、E代さんとtotsugeki君が残業しているからって部長とか課長とかが一緒にいる必要はまったくないと思います。誰かが残業しているからってなにもすることがないのに会社にいるのはおかしいですし、たんに部長とか課長の負担が増えるだけですから、月刊誌で誰かが残業しているのだったら、鍵を預けちゃって帰ったほうがいいと思います。っていうか、それが普通だと思いますけど」

 ドブ「いや、私たちが仕事が終わるまでいるのは残業している人に申し訳ないからで……」。

 H川「もしそうだとしても別に2人でいる必要はないんじゃないですか? 交代でどちらか帰ればいいじゃないですか」

 バカ「いや、残業している人を置いて帰るのは心苦しいから……」。

 H川「別に鍵をかけて帰るくらいボクたちだってできますよ。そんなことも任せられないってことですか?」

 ドブ「いや、それは違う!! 私たちがずっといるのは……」。

 常務「まあまあ、それはH川のいうとおりだな。たしかに2人でいる必要もないしな。そのへんは臨機応変に対処すればいいじゃないか」

 ドブ「いや、ですからそれは……」。

 常務「その話はあとでするとして、E代さんは?」

 E代「ええと、私はそんなにたくさん仕事をしているわけじゃないですから、そんなに忙しいわけでもないですし、残業が多いっていうのもたまたま校正が帰ってくる時間が遅かったりするだけで、私は別に気にしていませんから現状に不満はありません。ですから、新しい仕事が入ってくるっていうのならまだ余裕もありますから、空いた時間でよければほかの仕事のお手伝いもできると思います」

 常務「……totsugekiはどうだ?」

 「そうですね、H川君がいったフレックスっていうのはいいと思います。それともうひとつボクが考えたのは月刊誌の仕事を部署ごと独立させるってことです」

 常務「独立?」

 「そうです。新しく部なり課なりとして独立させるってことです。で、月刊誌を担当している人間は月刊誌だけをやってほかの仕事はしないで、もしほかの部署が忙しいときには部長や課長との交渉で、ほかの作業にあたるっていう形がいいと思います」

 常務「お前、それはおかしいだろう? 社員として雇われているんだから、9時から18時まで就業している間はどんな仕事であってもやるのが当然じゃないか。それを交渉して仕事をやるとかやらないとかいうんじゃ話にならんぞ!?」

 「……ボクはそれしかないと思います」

 常務「……ふ〜、そうか。……じゃあ、Kは?」

 K「ボクはなんでもいいです」

 常務「は?」

 K「別にやれっていわれればなんでもやりますし、仕事が終わらなかったら終わるまで残業もしますから、ボクはなんでもいいです」

 常務「そうか、それは頼もしいなあ。さて、みんなから意見を聞いたのだけれども、今後の体制をどうするかってことだが、どうしたものかな。君たちなにか意見はないか?」

 「ボクはたんに人手が足りないだけだと思いますけど」

 常務「いやそれはそうなんだけども、いま繁忙期だからって新しく人を入れたとしても、その後も同じように仕事が入ってくるとは限らんじゃないか」

 H川「それは別にボクたちのせいじゃなくて営業が仕事を取ってこないからでしょう?」

 常務「それはそうだけれども……」

 E代「じゃあ、派遣社員を頼めばいいじゃないですか」

 常務「いや〜、派遣はこの前みたいなことがあったりするとちょっとこわくてなあ……」

 ドブ「いや、常務!! あれは派遣の期間が終わったら社員になるって約束の人間(紹介予定派遣社員というらしい)を頼んだら、あんなのが来ちゃったんです!! そのあとに即戦力ってことで頼んだ子はとても優秀でしたよ!!」

 常務「……おお、そうか?」

とかなんとか。

もう突っ込みどころが満載のすばらしい話し合いなのだけれども、私には突っ込む気力どころか口を開く気すらない。

で、この話し合いの結果、出た結論とものすごいオチは次回「バカな人たちが相手だと話し合いにもなりゃしない(その3)」に続く。