[会社]本日、月刊誌を下版


の予定なのだが、いまだに1/3しか校正が戻ってきていない。

校正が戻ってこないのはたんに客の段取りが100%悪いせいなのだが、いくらやきもきしたところで校正が戻ってこないのではなにもできない。

なので、日中なにもすることもないので、ぼけらっとwebをみたり、blogの原稿を書いたりするも、やはり気になって手に付かない。

で、だらだらと校正紙が戻り、すべての責了紙が揃ったのが17時30分。にもかかわらず、本日中にフィルム出力をしなくてはならない。


「おいおい、勘弁してくれよ。お前らは作業が終わったからおいしくビールをいただけるのかもしれないけど、こっちはこれから作業が始まるんだぜ!?」


しょせん印刷所などというのは出版という流れのなかでは最下流もいいところなので、それは仕方がないところなのだが(そんなこといっているようじゃ負け犬もいいところだが)、いかんせんこの客がむかつくのである。

というのも、この月刊誌が●●ッタレな理由のひとつはこの月刊誌の仕事を持ち込んできた客(おっさん)が当社の社長の知り合いだということがある。

まあ、知り合いくらいならまだいいのだが、問題はこのおっさんが社長のビジネスパートナーってことなんである。

だから、このおっさんに「あまりにも段取りが悪いのでなんとかしてくれ」などといったりすると、すぐに「おたくの社員は態度が悪い」とか「こんなレイアウトもできないのでは社員のレベルもたかが知れている」などと、あることないことをわざわざ当社の社長に直接言いにくるのである(ちなみにこのおっさんがレイアウトが悪いといっているのは、たんに指定がなにもないからなのだが)。

で、当社の社長もアホなビジネスパートナーにいわれたことを真に受けて「これは大事なビジネスなんだから、文句をいわずにやれ」なんていっちゃったりして、社長室に直々に呼び出されてこれをいわれたときにはさすがに温厚な私もいますぐ2人ともブッコロしてやろうかと思ったほどである。

だもんだから、当社の社長に「あんたの大事なビジネスパートナーの頭は完璧にイカレてますよ」ということをいくら訴えても、バカなビジネスパートナーに洗脳されているのかまったく取り合ってもらえないのである。

つうか、おバカなビジネスパートナーは信用できても、自分のところの社員は毛の先ほども信用できないらしい。


……アホ。


……本当にアホ。


……どいつもこいつもアホ。


もう、この会社は社員もアホなら社長もアホなんである(社長がアホだから社員もアホだという話もあるが)。

しかし、どんな理由があろうとも本日中に下版をしなければならないので、急ピッチで作業を進めるものの、訳のわからない赤字の解釈に時間を取られたりして、フィルムの出力が終わったのは23時45分。しかも向こうの都合で出力できない台が1台あり、仕方なく明日の朝イチで確認して出力し、こちらから先方の印刷所に持ち込むはめに。


 だったらフィルム出力すんの、明日でもいいんじゃねえか!!


 いままで一生懸命やってたのはなんだったわけ!?


結局ね、経営者や上司がアホだとその下の人間が苦労するんですよ。それもしなくてもいいような苦労ばかりをね。

あ〜あ、なんだかもうくたびれちゃったなあ……。