[iPod]iPodを使うための最初の一歩 その5 そして……
さて、前回のエントリーで、iBook G4をiTunes4.9が使用できる状態までなんとか漕ぎ着けたものの、
1.既存のAirMacネットワークに接続ができない
2.iPhotoからiPod photoへ写真をコピーするには、iPhoto 4.0.3以降が必要
という障害にぶち当たる。
……ああ、なんてこった。こんなことなら再インストールなんてしなきゃよかった。
などと、落ち込んでいるだけでは復旧するものも復旧しなくなってしまうので、ここはトライ&エラーで現状を打破するのみ。
まずは「1.既存のAirMacネットワークに接続ができない」障害だが、こいつはアプリケーションフォルダのなかのユーティリティフォルダのなかにあるAirMac設定アシスタントを立ち上げて、既存のネットワーク(いままで接続していたネットワーク)をスキャンしてから既存のネットワーク名を選択し、いままで接続時に入力していたパスワードを入力して、AirMac設定アシスタントでAirMacベースステーションの設定を上書きしてやると従来どおりに接続できるようになった。
この現象はたとえAirMacのネットワークがみえていても、AirMac設定アシスタントでベースステーションの設定を上書きしてやらないと接続ができないということらしいが、本来であればそんなことをしなくてもAirMacネットワークがみえる、またはAirMacネットワークの正式な名称を知っていてさらにそのネットワークに接続する際に必要なパスワードさえ知っていれば簡単に接続できるはずである(愚妹のところで検証済み)。
だが、私の自宅のベースステーションは認証やら設定やらをいろいろといじくっているので、そのせいで接続できなかったのかもしらんがよくわからん。とにかく無線でインターネットができるようになったのはまちがいないのでこれでよしとする。
そして続いては「2.iPhotoからiPod photoへ写真をコピーするには、iPhoto 4.0.3以降が必要」だが、こちらはiPhoto 2まではMac OS Xを持っていれば無料でAppleのサイトからダウンロードができたのである。だが、2004年に最新版のiPhoto、iMovie、iDVD、GarageBandおよびiTunesはiLifeというパッケージに統合されてしまい、現在iTunesはAppleのサイトからMac版、Windows版ともに無料でダウンロードできるものの、私の自宅のiBook G4にバンドルされているiPhoto2からiPhoto 4にアップデートするにはiLife単体を購入するしかなく、またはiLifeがバンドルされている最新のMacintoshマシンを購入すればiPhoto 4は入手できるのだが、いまさら新しいマシンを買う余裕はない。
……こんなことなら素直にMac miniを買っておけばよかった。iBookをわざわざ初期化する必要なんかまったくなかったじゃん。いままでの苦労はなんだったのだ……?
iPodを使い倒そうと(要らぬ)苦労をさんざんしてきた結果、最後に気がついたのは、最新のiPodの最新の機能を使うためには、最新のMacintoshマシンがないといけないということであった。
やっぱり、最後はお金じゃねえか〜〜!!
ちくしょう〜〜!!
そして私は怒りとふだん使わない頭をフル回転させ続けた反動で、アナキン・スカイウォーカーよろしく暗黒面に落ちたのであった……。
ふはははは、ダークサイド最高。
……そしていま私は音楽と画像がぎっしりとつまったiPodで音楽を聴きながらスライドショーをみている。
付属のイヤフォンはちょっとちゃちいが、見た目からは想像できないほど私の耳にしっかりとフィットし、音質も思っていたよりもよろしく、そのうえ転送した画像も超高速でブラウズすることができるし、遅まきながら始まった私のiPodライフはすこぶる快適である。
あえていわせてもらおう。
iPodさいこ〜。
あ、ちなみに
iPhotoからiPod photoへ写真をコピーするには、iPhoto 4.0.3以降が必要
だが、これはこちらのリンクで解決ずみ(暗黒面に堕ちたものの、検索してみた)。
iMusic: iPod Photo画面[3]:写真を転送してみた
http://imusic.seesaa.net/article/981850.html
つまり、iPhotoから「直接」iPod photoへ写真をコピーするにはiPhoto 4.0.3以降が必要ということらしいが、iTunesを使って画像を転送(フォルダの同期)すればiPhotoのバージョンはなんら関係ないようである。たしかに読んで字のごとくなのだが、なんだか紛らわしい表記だなあと思うのは私だけだろうか。
そしていままでムダに引っ張り続けた「iPodを使うための最初の一歩」エントリーはこれにて最終回。
ここまでダラダラと引っ張ってきたにもかかわらず、最後のオチが暗黒技というのもなかなかダークでよろしいかなと。