[組版]晴れて月刊誌担当


になりました。わーい、わーい。

しかし、私の後ろに座っている彼女(便宜上、E代としておく)はかなり不満そうなんである。

なんでかはよくわからんが、「私に全部任せてくれればなにも問題ないのに、なんでこんな馬の骨と一緒に仕事をしないといけないの?」というような印象を受けるのはどうやら私の気のせいではないらしい。

というのも、はっきりとはいわないもののなんとなくそのような発言をしているし、表情から察するにそんなふうにいいたそうな顔をしている。

というか、私に仕事を頼むときにすでにものすごいイヤイヤな感じというか本当に仕方ないから頼むという態度がミエミエなんである。

なもんで、こちらとしては「いつお仕事をいただけるのだろう?」と仕事を頼まれるのが楽しくてしょうがない。やはり編集歴5年・オペレータ歴5年の彼女のベテランとしてのプライドを傷つけてしまいましたか(ニヤリ)。

でも、彼女は「いい仕事ができる*1が仕事は遅い」。これは厳然たる事実である。

または「仕事は遅いけれどもいい仕事ができる*2」ともいいかえられるが、まあ褒めるのであれば後者の表現のほうがよいとは思うが、いずれにしても仕事が遅いのはまちがいない。

で、私が作業を手伝うようになったのだが、そんなに張り切ってやっているつもりもないのだけれども、私がやるとさくっと終わる。どんなにゆっくりやってもさくっと終わってしまう。これも厳然たる事実である。

そして彼女が必死(?)でやっていると、常務からは「E代はまた残業か〜。えらいなあ」とかいわれ、同僚からは「E代さん大変ね。がんばって」とかいわれるのだが、私がやるとそんなに必死にやらなくても終わってしまうのでなんにもいわれない。

……別に私もなにか声をかけてほしいわけではないのだが、残業をしていると褒められるというのがよくわからんし、残業をしていると大変だと安易に決めつけてしまうのはもっとよくわからん。

だって、


 仕事が早くて正確だから自然と仕事量が増えてしまい残業になる


というのなら理解できるが、


 仕事が遅くて適当だから自然と修正が増えてしまって残業になる


というのは褒められたことなのか?

これは誰が考えても絶対に褒められるようなことではない(はず)。

でも、一番の問題は本人が仕事が遅いから残業をしているという事実をなんとも思ってなさそうなところなのだが、本人に聞く気もないのでどう思っているのかはわからん。だが、残業がかなり多いから大変だとは思っているのだろうが、みた感じ「私、精一杯やっています」といった印象すら受けるし、この会社のなかでは彼女は優秀なほうだし(幹部からはそう思われているらしい)、もうなにかをいって聞くような年齢でもないので(これって差別発言かな?)、彼女に対してあれこれいう気は私にはまったくない。

ただ、自分の組版のスキルやレベルがどれだけ低いのかを理解していない、または他人にいわれても客観的に認めない(意地でも認めないといおうか)というのは、もうオペレータとしてというか社会人としておしまいだと思うのだが、そういえば前に「世の中にはあなたと違って自分のいいたいことをいえない人間もたくさんいるんです!!」

っていわれたのはこの人だったのを思い出した。いま思うとあのへんからもう化けの皮が剥がれかけていたのだな。まあ一緒に仕事すればすぐにバレバレなんだけども、本人は気がついていないというか、必死で気がつかないようにしているというか。

だけど、あんたの仕事が遅いおかげでこんな●●ッタレな月刊誌なんかやらされるはめになってしまいましたよ。まったくどうしてくれるんでしょうねえ。

そのうちに私がブチ切れて暴れ出しそうな気がしないでもないが、がんばろ。

暴れ出さないように。

いや、がんばります。

*1:注:この会社のなかではね

*2:注:しつこいようだけどもこの会社のなかでは