[会社]この会社になんでいるんですか?
と総務課長にまじめに聞いてみた.
そうしたら「給料がもらえるから」とのお答えをいただいた.
「それは建前でしょう?」と聞いてみたら「いや,まじめにそう」とのお答え.
ああ,そうですか.そりゃそうでしょうよ.
それをいったらみんなそうですよ.みんな生活のために働いているのです(暇つぶしのために必死に働いている人間なんて世の中におらんですよ).
となると,その理屈でいけば給料がもらえればどこでもいいわけだ.だったらこの会社じゃなくても構わないわけだねい.
もっといえば,自分が定年になるまで給料がもらえれば,そのあと会社がどうなろうがどうでもいいわけだ.
そんな人間が会社をいくら憂いてもよくなるはずがないなとつくづく思いました.
というか,事情聴取をしていうるちに常務とか総務課長とかこの会社の将来のことをすごく思って,一生懸命考えているようなことをいっているけど,本当はそんなことはこれっぽっちも考えていないという事実に気がついてしまったわけです*1.この人たちが一番に気にしているのは会社がなくなったら経費で酒が飲めなくなることで,次に気にしているのは給料がもらえなくなったら扶養家族を養えないということなのです.
でも,それはそれで構わんのですよ.あんたら凡人なんだから(経費で酒が飲めなくなるというのはどうでもいいけど).
ようは凡人なんていうのは自分や家族の生活のことを考えるだけで精一杯なのです.自分が定年になるまであと4年か5年か知らないけれども,それまでこの会社が存続して給料がもらえれば会社がどうなろうが構わないと思っていても,それはそれでいいのですよ.凡人はそれでいいのです.
でもそれは一般社員の思考であって,曲がりなりにも幹部とよばれる人たちはそんなことではいけんのですよ.自分が凡人だとわかっているのなら人一倍努力をしなければならないし,自分が凡人ではないというのなら自分のことばかり考えていてはいけないのです.
とはいっても,そもそも手前の目の前のこともろくに考えられないような凡人以下の人間が幹部になってしまうこの会社の体制のほうが問題なのだけども*2,総務課長と話していてこの事実に気がついたのは唯一の収穫だったわけです.
え? なんでそんなどうでもいい人間と話していたのかって?
いやあ,会社という組織に属している以上,いろいろと事情がありまして…….
そのへんの事情はまた次の機会に…….