[ちょっといいもの]新生銀行「インタビュー調査にご協力ください」
本日こんなメールが届いた。
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インタビュー調査にご協力ください
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いつも、新生銀行をご利用いただき誠にありがとうございます。
この度、新生銀行では今後のサービス向上のために、皆さまから直接インタ
ビューさせていただくことになりました。更に便利に利用していただけるよ
うご意見を頂戴できればと考えております。お忙しいところ恐れ入りますが、下記ページよりアンケートにお答えの上、
調査にご協力いただける方は、応募フォームにご記入いただくよう、お願い
いたします。
薄謝ではございますが、インタビュー調査にご参加いただいた方には謝礼
として1万円をご用意させていただきます。なお、お席には、限りがございます。応募多数の場合は、大変失礼でござい
ますが、抽選とさせていただきます。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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「薄謝で1万円」というくだりをみて、おお!! これがいま巷で騒がれているフィッシングか!? と、やや緊張しながらも興味本位でリンク先のURLへととんでみる。
「ほほう、これはよくできていますのう。まるで新生銀行のサイトそっくりだ。これじゃだまされても仕方ありませんのう」
なんて一人で感心していたら、ふとアドレス欄のhttps://www.shinseibank.com/〜というURLが目に入る。
「あれ? これって本物?」
左下にカギマーク(SSL : Secure Sockets Layer)もあるし、なんか本物っぽい。でも「フィッシングに気をつけろ」ってこんなに騒がれているのに、このタイミングでこういうメールを送ってくるか?
「う〜む、でも薄謝で1万円かあ。ってことはもしかして昼ごろに行ったら昼食も出ちゃうかもしれないなあ……*1」
送るだけ送ってみるか……。
「いやいや、ちょっと待てよ。これがやつらの手口なんだ。こうやって口座番号とパスワードを聞き出すんだ。あぶない、あぶない」
と思ったら、あれ? 口座番号もパスワードも入力する欄がないぞ? フィッシングじゃないのか?
……となると「ご協力いただく時間は、およそ60〜70分ほど」ってことは時給1万円の計算か……。
でも、インタビューに答えるだけで1万円ということは、薄謝につられてのこのこ会場に行った日にゃあ、インタビューとは名ばかりでやけにニコニコした人たちに周りを取り囲まれて「ローンのご予定はいかがでしょう?」とか「定期預金はいかがですか?」とか「外貨預金は儲かりますよ」とか「いま投資信託はお徳ですよ」とか四方八方からいわれてひどい目に会うに決まっているしなあ*2。
いや、でも新生銀行にかぎってそんなことするわけないよなあ。
いやいやわからんぞ。新生銀行の名をかたった新手のフィッシングかもしらんし。
……悩む。