[Mac]Skype for Mac OS X(実践編)後半
前回のエントリー「Skype for Mac OS X(実践編)」の後半。
Skype for Mac OS X同士での音声通話を試みるも音声がまったく聞こえない。やっぱりダメなのかと思いながら愚妹のいる部屋へと向かう。
私「全然聞こえないけどちゃんと喋った?」
愚妹「え〜? ちゃんと喋ったよ? あ、でもね兄の声は聞こえたよ」
私「え? ホント? というか、あなたどこに向かって喋ってたの?」
愚妹「ここ」
……妹よ、そこはスピーカーというものだ。それでは声が聞こえるはずがない。
私「え? 前に教えたじゃん。マイクはここ」とeMacのモニタ上部の小さなくぼみを指さすと、
愚妹「ええ〜? これがそうなの〜?」
私「あなたが使っていたiMac(ボンダイブルー)のときからずっとここですよ。じゃあ、また向こうに行くから今度はここに向かって喋ってみて」
愚妹「え〜? こんなところに向かって喋るの〜? バカみた〜い」
……妹よ、たしかにあなたのいうとおり横からみるとすごいバカみたいだし、端からみていてかなり滑稽です。
私「マイクがないんだからしょうがないじゃん。それに誰もみていないから大丈夫ですよ」
とそそくさと台所に移動し、またもやベルを鳴らすと……
愚妹「もしも〜し? 聞こえる〜?」
私「はい、今度は聞こえます」
愚妹「私たちなんかバカみたいだね」
私「バカでもいいんですよ。じゃあ、このまま外に出てみるから」
愚妹「え〜!? 恥ずかしいからよしなよ〜」
私「すぐに帰ってきますよ」
と、iBookを持って外に出ると
愚妹「(小声で)聞こえる〜? 恥ずかしいから早く帰ってきて〜」
……妹よ、小声で喋ったからといって恥ずかしさが減少するわけではない。
私「ちゃんと聞こえますよ。いやあ、たいしたもんですね」
愚妹「近所の人にみつかったら頭がおかしいと思われるから早く帰ってきて〜」
私「へいへい」
結局、家から50mほど離れて話してみたが、思っていたよりもクリアな音声で通話ができた。
AirMac Expressのマニュアルには通信範囲の半径50mと書いてあったが、これは障害物がない状態であり、今回は住宅が密集している場所での検証なのだが、電波というのは遮蔽物があってもかなり遠くまで届いているというのを実感する(いろいろな要素があるから今回はたまたまなのかもしれないが)。
今回の検証の結果、
・Skype for Mac OS X間でも問題なく音声通話はできた(当たり前だ)
・無線環境での検証だったが音声はクリアに聞こえた(無線、有線で音質の違いが出るのかは未検証)
・もちろんIMも問題なし
・AirMac Expressはあんな形をしているが意外に高性能
・Skype中はマイクがないとかなりマヌケ(ダミーでもあったほうがベター)
ということを確認。
いやあ、今回の検証はなかなか楽しかったですのう。
ちなみにMacintoshマシンには全機種にスピーカーは標準装備されているが、マイクが内蔵されているのはiMac、eMac、iBook、PowerBookシリーズ*1のみで、G4、G5、Mac miniなどのいわゆるデスクトップマシンにはマイクは内蔵されていない。しかしマウスやキーボードなんかと一緒にオシャレな形をしたマイクロフォン(しかもスケルトン)が標準でついているので、そいつをオーディオジャックにつっこめばよろし。むろん純正なのでドライバは不要(こいつがSkypeで使えるのかは未確認)。
ただし、私はいまだかつてこれを使っているMacユーザをみたことはないし、このマイクロフォンについて言及しているユーザもみたことがない。しかしSkypeの普及により、にわかにこのオシャレなマイクロフォンが脚光を浴びる可能性あり。要チェック。
こうなるとやっぱりヘッドセットがほしくなるなあ……。両手が空くし。
……このネタまだまだ続きそう。
*1:内蔵されているのはよいのだが、内蔵マイクを使おうとするとかなり不自然な姿勢を取らなくてはならず、その姿を他人にみられるとまちがいなく爆笑されるので他人にみられないように注意