[Mac]AirMac Extremeカード増設


先日購入したAirMac Extremeカード+AirMac ExpressiBookを持って愚妹の自宅へ向かったのだが、彼女の自宅は最寄りの駅から徒歩15分ほどの距離にあり、なんでわざわざこんな遠いところに引っ越しをするのかなあと思いながら歩いていると、ザックがやけに重くストラップが肩に食い込む。

むむ? iBookってこんなに重かったっけ? 小さいわりに意外に重量があるのね(私が持っているのは液晶が14インチの一番小さいやつだ))。外装が頑丈に作られているからか? いままで気にならなかったのにおかしいなあ。あ、でも前に所有していたWindowsノートに比べれば断然マシだな、あれはそこらのスリムなデスクトップよりも重かったし、などと昔を回顧していたら愚妹の自宅に到着。

さっそく無線LANのメリット・デメリットをレクチャーしつつ(主にデメリットね)、eMacにExtremeカードを取り付け*1ADSLモデムにAirMac Expressをつなぎ、AirMac設定アシスタントを立ち上げ、ネットワークの名前やパスワードなどをちょこちょこっと設定し、Safariを起動して接続を確認。まったく問題なくネットに接続された。

愚妹いわく「このなんとかExpressって50mしか電波が届かないんだね。うちは3mくらいだからいいけど、他の人は困るんじゃない?」

……妹よ、50mしかじゃなくて50mも電波が届いてしまうのだよ。あれだけ無線LANの勉強をしておけっていったのに、まるっきり理解していないのがこの一言でバレバレ。

でも、ビックカメラで無線ルータなんかを物色していると「この無線LANくださ〜い」っておっさんがけっこういるからなあ。世間はどこもかしこも無線ばやりなのに世間の認知度なんてこんなものなのかなあ。

便利の裏側にはいろんなデメリットが存在しているというのを知らないで文明の利器を使うのは危険以外の何物でもないと思うのだが、せめてセキュリティパスワードくらいは設定し直してもらいたいものだなあ*2

なぞといくら私が嘆いたところで愚妹の理解度が増すわけでもなく、ネットに接続されて「おお〜!!」とかいって喜んでいる愚妹を目の前に座らせ、無線LANとはなんぞやというようなことを1時間ほどかけてとくとくと説明するも半分もわからなかった様子。

彼女いわく「パスワードって定期的に変えたほうがいいのね、りょうか〜い。でもこのパスワードって覚えにくいよね。日本語でもいいのかなあ?」

……妹よ、さっきあなたが熱心に読んでいた書類*3にはパスワードは「半角英数字」にしてくれって書いてありましたよ。

私は「設定できればいいんじゃない? やってみてできたら教えて」とだけ答えておいたが、彼女が絶対にパスワードを変えたりしないことはわかっている。

そして無事にインターネットに接続できたところで、Skype for Mac OS X(実践編)の検証。

愚妹をeMacの前に座らせ、前回私がやったのと同様の手順でSkypeをインストール。

「え〜? 英語じゃ〜ん?」と私と同じことをいって抵抗する愚妹にむりやりアカウントとパスワードを入力させ、私はちょっと離れた台所でiBookを起動し、いま設定したばかりのAirMac Expressネットワークにログインしてから*4Skypeを起動。

愚妹が設定したSkypeアカウントを入力してCallをクリックすると、遠くのほうでベルが鳴っている音がする。

愚妹「え? なんか鳴ってるよ? どうしよ? どうしよ?」

私「……お願いだから早く出てくれ」

愚妹「出たよ〜」

私「なんか喋ってみて」

愚妹「とっくに喋ってるよ〜」

私「ウソ? なんにも聞こえないよ」

愚妹「おかしいなあ。……あ、メッセージは送れるよ(ガタガタとキーボードを打つ音)」

私「……いや、メッセージは送らなくていいから……」


……やっぱりMacユーザは「信頼できる無料インターネット テレフォニー」を使えないのか?

気になる結末は2005年4月15日(金)へと続く。

*1:ネジ山が思っていたよりも小さく、山にあうドライバーがなかなかみつからず取り付けるのに苦労した

*2:WPAでもWEPでもパスワードをメーカーが設定したデフォルトのまま使っているケースがけっこうあるそうな

*3:AirMac Expressに同梱されていた

*4:iBookにはAirMac Extremeカードが載っている