紙袋の中に入りっぱなしの書籍


最近,同じ本を2冊も3冊も買ってしまうのである.

私が購入する書籍のジャンルというのはMac・web・インターネット関連くらいしかないので,自分が買った本くらい覚えていられそうなものなのだが,ここのところ立て続けに同じ本を買ってしまったのだ.

いままではちゃんと覚えていられたので,「自分もおっさんになったのか……」とちょっぴりショックだったのだが,原因はどうやらそれだけではないらしい.

というのも,私が仕事でMacを使いはじめた5〜6年前は上記のジャンルの書籍の流通量はそれほど多くはなかったので,買ったことのある書籍を覚えていられたのだが,ここ2〜3年でこのジャンルの書籍の流通量が格段に増えたというのも原因のようである.

むろん書籍の流通量が増えたのはとても喜ばしいことなのだが,いってはなんだが同じような装丁,同じようなタイトル,同じような内容の書籍が巷に氾濫しているので,購入したことのある書籍を覚えられなくなってしまったのだ.

だもんで,書店に行くと「う〜ん,この表紙みたことあるなあ……」とさんざん悩んだあげく,パラパラとページをめくって内容がよいとつい購入してしまい,書店から電車に乗ってえっちらおっちら重たい紙袋を提げて自宅に帰ってきてから「あ!! やっぱりこの前買った本じゃん」と後悔するのである.

このジャンルの書籍は平均2,000〜3,000円くらいするので出費も痛いのだが,それ以上に重くてかさばるのはもっと痛い.書籍が返品できるのかは定かではないが,さすがの私もこの紙袋を持ってもう一度書店まで返しに行くのはご勘弁である.

「ま,自宅と会社に置いておけばいいか」と思い直し,天気のよいときにでも持っていこうと紙袋に入れたまま部屋の隅に置いておくのだが,いつも朝ぎりぎりに家を出るので持って行くのを毎回忘れる.

そのうち邪魔になって押入に突っ込んでしまったりすると,そんな書籍の存在自体すっかり忘れてしまい,しばらくしてから書店に行くと,

 「う〜ん,この表紙みたことあるなあ……」


………どうやら悪いのはすべて私のほうらしい.

この状況を打破するにはweb上で自分の所有している書籍の一覧がみられればいいのだが,私と同じようなことを考えた人はたくさんいるはず.ということはそういうサービスが提供されているのではないかと思い,Googleで検索をしてみるとこんなサービスを発見.

ブクログ -WEB本棚サービス
http://booklog.jp/


………悪くはないのだけれども,テキストで一覧表示ができて,なおかつ書店で参照するには携帯電話からみられないとなあ.

と思っていたら,さらにこんなものを発見.

ItemCheck 1.01
http://lss.eternity.ne.jp/new/class.php?791


おお,なかなかいい感じである.まずはこいつを試してみますか.