万年幹事への道
さて、OT隊長からこんなトラックバックをいただいた。
尺度=価値観:なにが大切か
http://blog.livedoor.jp/e493/tb.cgi/14538113
気になった部分を下記に引用。
でも、、、 でも、これはしかたがないことなのです。 なぜなら、持っている「尺度」が異なるからなのです。つまり、人にはそれぞれ自分の尺度があり、その尺度で 他の人や社会やそして自分を測っており、ほかの尺度でそれを測ることはほぼ不可能なのです。なぜなら、その尺度 こそが価値観というものだからです。 何が大事か、仕事かプライベートか、仕事のうちでも大事にしているものは何か、プライベートでも友人との約束なのか、 恋人とのデートなのか、自分の趣味であるサッカーの大会なのか。それぞれに結局は何らかの選択をし、 そして日々はその積み重ねである。そうやって毎日自分の価値観を補強して生きているのであるから、 まあなかなか変わらない。
………仕方がない?
まあ、そうだな。仕方がないのだろう。
けれども「いついつまでに参加・不参加のご連絡をください」と書いてあるのに、まったく返事をよこさない人間というのは価値観がどうこういうレベルではないと私は思うのである。そりゃ1か月も2か月もメールチェックをしなければ、当然私が送ったメールをみるよしもないのだが、1か月も2か月もメールチェックしないようなメールアドレスを他人に教えるということ自体おかしいと思うのだ。
もうその時点で尺度=価値観が違うというのであれば確かにそうだが、私が思うにこれは尺度とか価値観以前の問題ではないだろうか。
だが、私は誰に(仲間内だろうが会社の人間だろうが)対しても常識のある対応なんぞ期待していないし、なにより個人の自由意志を大事にしているので、メールを見ようが見まいが、返事をよこそうがよこすまいがそんなことは私の知ったことではない。別にどうだっていいのだ。
ただ、幹事が「別に返事をくれてもくれなくても、どっちでもいいですよ」などとまちがってもいったりするとかなり問題があるので、ウソでもいいから「みなさんが参加していただけると幹事もやりがいがあります」というような態度を取らなくてはならないのが幹事の努めなのだ。
本当であれば返事をよこさないというのはどういうことになるかを知らしめるために、返事が来るまで毎日毎日催促のメールをサーバがパンクするまで送ってやったりとか*1、メールアドレスを入れるのを忘れたふりをしてわざとCCに入れなかったりとか*2したくてしょうがないのだが、そういうことはやってはいけないのである(人間としてどうなのかという問題は置いといて)。このへんが幹事の辛いところである。
つらつらと思うに私がこのグループで幹事をするようになってかれこれ7〜8年が経つ。一生懸命やったからといってお金がもらえるわけでもないし、特典があるわけでもない。なんでこんなに必死でやっているのか自分でもよくわからないのだが、これだけ幹事を率先してやっていればみんな「totsugeki君はいい人なんだなあ」と思うのだろうなあ。
でも、私がこうやって幹事をしているのはたんに「私がやったほうが早いから」なんだけどね*3。それに「いい人だなあ」と思ってはいても返事をくれないというのは、本当は「へっ! 別に誰が来ようが来まいが、おいらはまったくかまわないんだぜ」って思っているのがばれているのかも知れない。ということは、お互いさまということなのか?
それにしても私はいつまで幹事をし続ければいいのだろう。10年か? それとも20年か?
………こうやって私が仮面をかぶっていつまでも幹事を演じていなくてはならないのも仕方がないことなのだろうか?