自宅に帰らないとメールのやりとりができない人


これは話にならないのである。

返事が大至急ほしいときや、いますぐにでも返事がほしいときに自宅に帰らないとメールのやりとりができない人が1人でもいると、大至急の要件が大至急でなくなってしまう。そういう人のせいで物事が1日単位でしか進まなくなるのだ。

仕方がないので、かなり余裕をもってメールを送っておいたりするのだが、そういう人にかぎって自宅でメールチェックをしやがらなかったりする。だからいつまで待っても返事は来ない。

そうなると次は直接電話をするのだが、そういう人にかぎって携帯電話を持っていなかったり、携帯電話を持っていても携帯していなかったり、カバンのなかにしまいっぱなしで次の日になっても着信に気がつかなかったりする。

もうその時点でそういう人は終わっているのだが、大事な要件なのでこちらも簡単にあきらめるわけにいかない。

そこで最後の手段として、会社に電話をかける*1のだが、そうやって急いでいるときにかぎって「ただいま会議中です」とか「あいにく出張中です」とかいわれる。それならばと終業を待って、満を持して自宅に電話をすると「本日は仕事で帰りが遅くなります」と冷たく家の人にいわれたりする。

………みなさんはこういう場合にはどうするのが一番よいとお考えだろうか?

手紙を送るのがいいのか? それとも電報や電信のほうがいいのか?

もっといい方法がある。

そういう人には大事なことは一切聞かなくてもいいようにしておけばいい。最初から返事が来ても来なくてもいいようにしておけばいいのだ。

ただ、これはそういう人(携帯を持っていないとかメールで連絡がつかない人)を排除しようというわけではない。当然レスポンスがあれば意見を尊重するし、要望があれば応えられるように最大限努力する。

つまりはそういう人が与える影響力を極力少なくする方向にもっていくのだな。時は金なりである。

ビジネスだろうがプライベートだろうが、何事においてもレスポンスを早くするというのはとても大事なことだ。私の周りでレスが早い人はたいてい仕事ができるように思う。

だから私が幹事をしたり、世話役をしたりする場合には、自宅に帰らないとメールのやりとりができない人には意見は聞かず*2に発言権や決定権がなくなるようにしむける。そうするとレスポンスのいい人の意見が通るようになり物事がスムーズに進むようになる。計ったことがすぐに決定するというのはとても気持ちがいいものだ。

だいたい、日中メールでやりとりができない人というのは、本当に仕事が忙しいか、それとも本当にアホなのかのどちらかしか私には思いあたらないが*3、もしこれをお読みの諸兄で「最近、仲間内でないがしろにされているような気がするなあ……」という心当たりがある方はハブにされている可能性があるので、なにがなんでもメールのやりとりをできるようにすることをお勧めする。

*1:個人的に仕事中に電話をするのはあまり気乗りしないのだ

*2:メールはみんなに分け隔てなく送るが、絶対に返事ができないような時間帯に重要な議案を可決してしまうのだ

*3:言い過ぎかも知れないが、このご時世にメールを使えない、または使っていないというのは現代人としてどうよ? って感じだ