スーパードクター福島


昨日(2月2日)、めずらしく帰宅してテレビをつけていたら、

TBS 水曜プレミア「これが世界のスーパードクター」
http://www.tbs.co.jp/suipre/050202/story.htm

というのが、夜の21:35という中途半端な時間から放映していた。

2年ぶりくらいにテレビをみたのだが、「あいかわらずつまらん番組ばかりだな」などと思いながら、他のチャンネルはノイズがすごくてみえないので、なんとなくTBSをみていたのである。

このスーパードクターというタイトルをみたときに、「ふ〜ん、スーパードクターねえ」と、まったく期待していなかったのであるが(スーパードクターといえばKだ)、「神の手を持つ男」のパートでテレビに釘付けになってしまった。

 すごいですよ、福島孝徳先生。

むろん、この番組で紹介されたほかの先生もすごいのだが、技術はもちろん、手術に望むまでの姿勢や態度や言動、そして62歳という年齢で10時間のオペをプレッシャーを感じる様子もなくこなしてしまう技術・体力・精神力といい、まさにゴッドハンドと呼ばれるだけのことはある。

先生いわく「お金は別にいらんのですよ。ほしいのは患者さんの健康とその家族の笑顔、これだけです」

かっこええ〜〜。ふつういえませんよ、こんなこと。

そりゃ先生が本当に患者さんから一銭もお金を受け取っていないわけはないとは思うが、「お金は別にいらんのですよ」と口に出していえるその姿勢や信念がテレビの画面から伝わってきたのでした。

また、難しい手術を終えて「こんなにきれいに腫瘍が取れました。神様ありがとう」と手を洗いながら鏡に向かって誰にともなくいっているシーンや、腫瘍を取り除くのは絶対に不可能だと思われた手術を成功させて、患者の家族に「いやあ、ちょっと難しかったんですけど、きれいに取れました。これで完治でしょう。よかったですなあ」とまるでなんでもなかったように話しているシーンは本当に感動で、涙が止まりませんでした。

いやあ、いいものをみせてもらいました。テレビもすてたもんじゃないですな。昨日はテレビをつけていて本当によかった。

なによりもTBSが(比較的)ちゃんとみえてよかった。

神様ありがとう。