続・プロフェッショナル

本日、先週の木曜日(10月21日)から社員として来ていた女性が辞めた。

朝っぱらから彼女と課長と呼ばれている人が別室でなにやら話をしているのを知っていたので、またいつもの新人いびりかと思っていたのだが、2人で話をしているのを知った部長が慌てて部屋に入っていったので、「ん? こりゃ、なんかあるな」とピンときたのである。

そして部長が部屋に入ってから20分が経過したが誰も出てこない。「これは絶対になにかあったな」と、ことの成り行きを見守っていたのだが、部長が血相を変えて部屋から飛び出してくると電話で誰かを呼び出した。するとやってきたのは総務課長。

総務課長のご登場ということは、社員が会社を辞めるのが決定したということであり、本人は辞める気満々であとはいつ辞めるかというのを決めるだけなのである。

私個人的には、その新入社員の彼女はあいさつや応対はしっかりしているし、印刷所でのキャリアが10年もあるというので、けっこう勤まるのではないかと思っていたのだが、読み違いだったらしい。だからといって別に落胆しているわけでもなく「いつまでいるのだろうか」とちらっと思ったりしただけだが。

そんなこんなで午前中はバタバタとしていたのだが、昼休みに昼食を食べに行って帰ってきたら、すでに彼女の姿がなかった。どうやら午前中で帰ったらしい。

そんなにこの会社にいるのがいやだったのかと思うと同時に、まあそれも仕方がないかなと思ったりもするのだが、後で聞いたところによると「社風が合わない」という理由で辞めたらしい。ふ〜ん、社風が合わないねえ。

個人的には社風というのはとても抽象的かつ概念的な言葉だと思うのだが、それを理由にできるというのは頭がいいのだろうなあ。私なんかそういう抽象的な単語を口に出して会社を辞めるなんて思いつかないもの。

それにしても社風って便利な言葉だなと思いつつ、今度使ってみようと思ったりもするわけだが(こんなんばっかり)、こうやって人の出入りが激しい会社にいるといろいろ勉強になりますのう。

しかし実際に3日や1週間で会社を辞める人間というのを目の当たりにすると、「やっぱりそういう人間がいるんだ」と思うと同時に、「今度入った社員はいつ辞めるのだろう?」とか「いつまでもつかな」ということしか考えられなくなってしまうというのは困ったものである。それに名前を覚える間もなく次から次へと辞めてしまうので、今度は1か月経ってから自己紹介をしてほしいものだと個人的には思っているのだが、それは黙っておくことにしよう。

誤解がないようにいっておくが、新入社員が軒並み辞めていくのは別にみんなでいじめているわけではなく、私たちのいるフロアが「この場所には絶対に長居したくないと思わせる」環境なんである(なんでそうなのかは機会があれば書きたいと思う)。だから環境を変えないかぎり、新入社員が入ってもすぐに辞めていってしまうのである。わかってないんであるな。

つうか、会社も「彼は未経験だったから……」とか「彼女は自宅が遠かったから……」とか訳のわからんことをいってないで、いい加減に気がつけよって感じなのだが、わかっているのに知らないふりをしているのか、知っているのにわからないふりをしているのか知らんが、会社の重大な損失(いろんな意味で)になっているというのになにも手段を講じないというのはアホな会社といわざるを得まい。

ま、別に誰が会社に来て、誰が辞めようが私の仕事には関係ないから別に知ったこっちゃないんだけれども、なんか性格が悪くなったのを痛感する今日この頃………。

★本日飲んだお酒★

ギネス ドラフト 330ml×1、キリンクラシックラガー 350ml×1、アーリータイムス サンベネデッド割り×1