はや2年

前の飼い主の方*1から、コタローを受け取ったのは2002年10月15日のことであった。前の飼い主の方が会社まで連れてきてくれるというので、googleで仔猫の飼い方なんていうのをチェックしながら、どきどきしながら待っていたのである。

そして小さなキャリーバッグに入ってやってきたコタローは、移動で疲れたのかバッグのなかで毛布にくるまってぐっすりと眠りこんでいた。

私はコタローが入ったキャリーバッグを受け取り、そのとき一緒にもらった猫用ベッドを抱えて電車に乗りこみ*2、冷や汗をかきながらも無事に自宅に着き、コタローをキャリーバッグから出そうとすると、彼が必死に抵抗していたのを思い出す。それでもいやがるコタローをやっとキャリーバッグから出すと、彼は手のひらに乗るくらいの大きさしかなく、おそろしいものでもみたかのようにやけにぶるぶると震えていた。

コタローは生後1か月でわが家に来たのだが、まだ離乳もしておらず、食事の準備にはとても手がかかった。それにいままで動物の世話などしたことのない私にはわけのわからないことだらけで、とにかく本を読みながら必死に世話をしたのだが、毎朝6時に「ニャオニャオ」とご飯を催促され*3、一緒に生活し始めた当初はひどい寝不足に陥ったものである。

あれからもう2年。生後半年で去勢手術を受け、やんちゃだった性格がおとなしくなったと喜んでいたら、2004年2月にコジローが闖入してきたせいで、最初は嫉妬のせいかふてくされていたが、そのうちに寝ても覚めてもコジローにかまわれ続けてノイローゼになってしまい、必死で逃げ回っているうちにとても臆病な猫になってしまった。そのせいなのかはわからないが、やけにぷくぷくになってしまったりもしたが、月日が経つのは早いものだ。

そんな彼はいま幸せなのだろうか。それがとても気になる。

………やはりニャウリンガルか。

★本日飲んだお酒★

キリンクラシックラガー 350ml×2、フォアローゼス ソーダ割り×1、カンパリ ソーダ割り×1

*1:コタローを拾われた方:コタローと2匹の兄弟の命の恩人

*2:帰りのラッシュ時に、ときどき「ニャーニャー」いうバッグと猫用ベッドをもって電車に乗っている私は、ほかの乗客にはかなり珍妙に映ったはず

*3:その当時はまだ他愛のないものだった