日がな一日遊ばれたり

このごろあまりかまってやれなかったので、たまには遊んでやらねばなと、まるでふだん仕事で忙しいお父さんがたまの休みに家族サービスをするように、今日は一日中猫たちと戯れてみようかなどと画策する。しかし彼らは市販されているおもちゃには見向きもしないので、喜びそうなおもちゃを自作する子煩悩な私。

彼らも最初はそのおもちゃ（ねずみらしきもの）を見せるだけで夢中で飛びついてくるのだが、そのうちにだんだんあきてきて食いつきが悪くなってくる*1。仕方がないのでちょっと休憩をいれてから、おもむろにそのねずみを引きずりつつ、動きにメリハリをつけたり、がさごそと音を出しながら部屋中を歩き回ったりと健気な努力をする。

しかし彼らはすでに興味を失っている様子でまったくといっていいほど乗ってこない。それでもしつこくかまい続けていたら、最後にはとうとう見向きもされなくなってしまい、私が近寄ると私がいないほうへいないほうへと逃げ回る始末。

（ちょっとかまってやらないとニャアニャア文句をいうくせに、まじめに遊んでやったら今度はこの態度。まったくなんて勝手な生き物なんだ）

彼らは私を遠巻きにして「なんかしつこくて変なやつがいるぞ」「つぎはなにしてくるんだ？」といった感じでみている。まあいい、サービスはこんなもんで十分だ。これだけやればしばらくは平気だろう。

な〜んて思っていると、彼らはまた2〜3日後にはニャアニャア言い始める。猫というのはとってもあきっぽいうえにとっても忘れっぽい動物なのである。

よく猫はきまぐれだとか頭が悪いとかいわれるがそれは誤りであって、猫は本能だけで生きているというのが正しい。だが、その本能につきあわされる人間サマはとても大変なのである。

★本日飲んだお酒★

キリンクラシックラガー　350ml×2

この日は寒かったのであまり酒がすすまなかった（室温が22度しかなかった……）

*1:猫は瞬発力はあるが持続力はない。猫の集中力は5〜10分ほどしか持続しないのである