代々木駅西口 徒歩1分 『TANNE(タンネ)』

TANNE内部


会社を出て駅に向かっていると、OT隊長より「よければ代々木のタンネに行きませんか?」というメールが届いた。どうしようかちょっと考えたが(月曜日から酒を飲みに行くのもちとはばかられるなあと柄にもなく思ったりして)、すぐに「行きます」というメールを返信し、渋谷でちょっと買い物をしてから代々木へ向かう。

20時に代々木駅で待ち合わせをし、いざTANNEへ。ここはネットでレビューを読んでからとても気になっていたので、とても楽しみである(すばらしくいいところらしいので期待大)。

本当に駅から徒歩1分で到着。店に入ると盛況である。

この店には4種類のドラフトビールと40数種の瓶ビールがあるらしいのだが(受け売り)、私はそのうちのホルステンドラフトのジョッキ、OT隊長は店のお奨めの黒ビール(ボトル)を頼む。メニューはずいぶん悩んだあげく黒板に書かれていたトマトとモッツァレラチーズのサラダとヒメダイのマヨネーズ焼きを頼む。ビールを飲みながら待つことしばし。料理が出てきた。トマトとモッツァレラチーズのサラダはうまいのだが、どちらかというとトマトとモッツァレラをそのまま食べている感じ。味つけがうすいのでもうちょっと塩がほしい。ヒメダイは思っていたよりもうまい。ヒメダイの火の通し具合とマヨネーズの焦がし加減がグー。

これは期待できるかもと、立て続けにチキン&チップス、ボイル・ソーセージの盛り合わせ、ブルーチーズのピザ、カマンベールチーズのフライ、ロスティ(細切りのじゃがいもをバターとチーズでこんがり焼いた料理)を頼むが、チキン&チップスはものすごい貧弱(1,100円でこれはないような気がする)、ボイル・ソーセージは普通、ブルーチーズのピザはまあまあ。そしてカマンベールチーズのフライ。これはうまいという評判なのだが………う〜む、そんなにおいしいかあ? メープルシロップをかけて食べるのだが、つまみにもデザートにもなりきれていない中途半端なお味。レビューには「とにかくウマイ」と書いてあったが、ちょっと書きすぎではないだろうか。

もう最後のロスティが出てきたころには味なんぞよくわからなくなっていて、食べても食べてもなかなか減らない。しかも変な料理いままでの料理でお腹がいっぱいになってしまっていたので「なんで最後にじゃがいもなんだよ」と思いながら、OT隊長と無言で食べ続ける。その間、ヴェルデンブルガー アッサムボックのボトル、バスペールエールドラフトのジョッキ、ヒューガルデンホワイトドラフトのジョッキと空けた。アッサムボックはマスターらしきおっさんに薦められて飲んだのだが、飲み口は甘いのだがアルコール度数が高く、飲み終わると頭がガンガンした(いや自分で選んだんだけどもさ)。ヒューガルデンがなくなったのでもう一杯頼もうかと思ったが、長居するのもなんなので新宿のFrigoに行くことにした。

それにしてもこのお店、ジョッキが空くとすかさず「おかわりはどうなさいますか?」と店員に注文を急かされるのだが最初はとまどった。だが、こういう教育をされているのだろうと思い直し、「ちょっと考えさせてください」とにこやかに答えておいたのだが、2杯目が空いたらやっぱり同じように聞かれた。ほかの人はそんなことをいわれている様子がないので、なんか私たちだけマークされているのか? と勘ぐったり。

「ちょっとくらい考えさせてくれてもいいんじゃないの? 酒を飲みにきてるんだから、ちゃんとおかわりも頼みますよ」

な〜んて思いながら、やっぱりせっつかれるのがいやなので、3杯目からはOT隊長と2人でジョッキを空にしないようにして、次のを頼んでからジョッキを空けるようにしたのだが、店員がこんなにしきりにおかわりの催促をするのはどうなんだろうなあ。気にならない人は気にならないのかも知れないけれどもさ。

これはマスターらしきおっさんがそういう教育というか方針を指導しているのだと思うが、このおっさん、最初に店に入ったときからうさんくさいと思っていたんである。でもほかのお客さんとも和やかに話しているし、そんなに悪い人ではないのかもしれないが、店員の態度やサービスなんかはもうちっとなんとかしたほうがいいような気もする。

まあ、それでもボトルビールの取り揃えは豊富だし、ドラフトビールの管理もいい。料理も悪くはない。ただ、ややうす味で甘め。これは(たぶん)女性には喜ばれる味付けだと思う(現に女性客が多かったし)。ただ店員の態度は要教育指導である(私が気にしすぎなのかもしれないが)。それにおいしい料理もあったし、たまたまそういう料理を頼んでしまっただけなのかもしれないので、もう1回行ってみるまで評価は保留しておくことにしよう。

しかしOT隊長はこれを読んでどう思うのだろうか、とちょっぴり気にしたりして。

11時すぎに店を出て、ふらふらと新宿のFRigoへ。店に入るとなんやら月曜日はIrish Nightとやらでギネス1パイント850円が700円になるそうでちょっぴりお得。私は当然ギネスで、OT隊長もギネス。カウンターに置いてあったトランプでなぜかポーカーなんぞしながら*1パルマ産生ハムとサラミと鴨肉の燻製の盛り合わせとムール貝のパン粉焼きを頼む。お腹いっぱいなのだが鴨肉の燻製がやけにうまい。ムール貝のパン粉焼きはムール貝が新鮮でむちむちしていてこれまたうまい。ただこの料理はオーブンで焼いてあるので、早く食べてしまわないとムール貝に火が通りすぎて固くなってしまうので注意。

ギネスも時間をかけてじっくりと注いでいるようだし、シャムロックもしっかりと出ているし、ほろ苦いのどごしも最高。私はもう一杯ギネスのおかわりをし、OT隊長はアボットエールドラフトのパイントに。これはこの店は日替わりでドラフトビールが入るらしいのだが、このアボットエールもご多分にもれず日本ではあまりお目にかかれないらしく、そのうんちくを店員から聞き出した隊長はかなりお気に入りの様子。で、ふと時計をみると12時30分。げ! 明日仕事じゃん。このまま帰ってもいいけど、とりあえずお風呂に入ろうということになり、ネットの検索でみつけたサウナへ向かう。

店を出て、新宿南口を抜けて小田急ハルクの前を通り、西武新宿線駅前にあるグリーンプラザ新宿というところまでえっちらおっちら歩く。中に入るとなんか●●●とか●●●●みたいな堅気にはみえない人ばかりのようだったが、ずいぶん人が多かったので出張中のサラリーマンも多いのかもしれない。とにもかくにも汗を流してさっぱりした。

そしてこんな●●●なところには長居は無用とばかりにそそくさと出て、西武新宿線駅前にたむろしているタクシーをつかまえて自宅に戻る。ちょっと頭が痛いなあと思いながらふらふらと自宅に着くと、コタロー&コジローの「にゃおにゃお」攻撃にあい、急いでご飯をあげて一息つく。

ああ、長い一日だった。やっぱり月曜日に酒を飲みに行くべきではないな(それもOT隊長とは)。明日も仕事だ。早く眠ろう。


『TANNE(タンネ)』
東京都渋谷区代々木1-32-15
TEL:03-3373-6888
営業時間:ランチ11:30〜14:00・ドリンク17:00〜23:00
日曜・祝祭日定休


FRigo(フリゴ)』
東京都渋谷区代々木2-11-20
TEL:03-5371-0666
営業時間:17:30〜26:00/日・祝日15:00〜23:00
毎月第2日曜休み

★本日飲んだお酒★

ホルステンドラフト 中ジョッキ×1、ヴェルデンブルガー アッサムボック ボトル×1、
バスペールエール 中ジョッキ×1、ヒューガルデンホワイトドラフト 中ジョッキ×1、
ギネスドラフト 1パイント×2

*1:ちなみにポーカーには一度も勝てなかった