貯金もなかった私たち夫婦が世田谷の新築マンションを購入できた理由(その3)


んまあ、マンションを購入できた理由としては何度もいうように「縁」と「運」と「タイミング」なのでありますが、一番大きな要素は結婚してからの3年間で頭金を貯めることができた。

これに尽きます。

というと、いかにも「オレの年収はすごいんだぜぇ」という自慢のように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。

社会人になってからというもの、編集代行やら印刷所を渡り歩いてきた私にとって薄給が当たり前。ボーナスなんて出ればいいほうで、ボーナスが出ても年収は300万円を越えるくらい。

おまけに毎日お酒を飲んだり、ビールを飲んだり、ワインを飲んだり、ウイスキーを飲んだりするうえに、貯めようという意識が皆無なものですから貯蓄なんてできるわけがない。

それでも屋根のついている家には住めますし、ご飯も食べられる。ついでにお酒も飲めるし、テニスもできるし、猫と一緒に生活もしていけるのですから、生活水準でいえば人並み、もしくはみる人からみればそれ以下かもしれませんが、年収300万円でも楽しく生活はしていけるのであります。

ただ、年収300万円で毎日ハッピーに暮らしていけるのはかまいませんが、その年収で夫婦、乳児1人で生活をし、さらにマンション購入のための貯蓄ができるかというと、いずれ学費なども必要になってきますから、かなり厳しいと思います。

むろん、生活を切り詰めていけば貯蓄はできるとは思いますが、現在の生活の水準を下げるのはよっぽどの意志がないと難しいと思います。

とはいえ、生活を切り詰めるといってもそんなに派手な生活をしているわけではないので(だってもともと薄給だものw)、一月に2回の外食を1回にするとかいうレベルだと思いますが、いずれにしても現状で貯蓄をするのは現実的にかなり厳しい。


「だったら単身のときに貯蓄しておけよ!!」


という話になるのでありますが、いくら過去を振り返ってもどうにもならないものはどうにもならないのであります。

で、結婚したときに「いまのままでは年収が足りない」といわれたので、あまり気は乗らなかったものの縁故でいまの会社にお世話になることになったのですけれども、外からみると毎年黒字で売り上げを伸ばしている優良な会社といいつつ、実際の中身はどうしようもないグダグダな会社でありますが、ひとつだけよいところがありました。

それは年収がよかったことです。

もう、年収がよいだけであとは別にどうでもいいダメでグズグズな会社でありますけれども、まあ結果からいえば、そのおかげでマンションを購入する頭金を貯めることができたわけですので、当時は会社としてまったく機能していないのに、社長をはじめ1年間で一回も定時に出社したことがない社員まで「この会社はすごいんだぜ!!」などと威張っているという状況に頭がおかしくなりそうでしたけれども、いまでは感謝しております。

ま、そのバブルも2012年の年末にはじけて年収も普通の薄給になりましたけどw

その話はまたの機会にするとして本日の結論。


お金は若いうちに貯めておこう!!


100万円とか200万円貯めようとかいいません。毎月1万円でいいので貯めておけばいずれいいことある。

と思う。