時間か金か


決して仕事がきついというわけではないのです。

というか、いままでやっていた作業内容に比べれば楽勝の部類であります。

しかし入校が必ずといっていいほど夕方以降で、しかもあいまいかつアバウトな指定なのにもかかわらず、「時間がないから明日の朝までに出校ね」などといわれるのであります。

そのへんはクライアントの都合なのでまだ許せるとしても、ページを担当している社員のスキルによって指定や作業内容もまちまちで、社員のレベルによっては内校にもかかわらず数十回と修正を繰り返したあとに、ようやっと満足したかと思ったら、クライアントにみせたら「ダメだしされた」とかいって全面レイアウト変更をさせられたりするのであります。

いままでの私であれば、


 「なんだこの人たちダメダメじゃん! おまけにレベル低っ!!」


とばっさりと切り捨てていたのでありますが、いまはそんなことはしません。

といっても頭のなかでものすごく思ったり、blogに書いたり、e493さんに激しく愚痴ったりはしますけれども、会社で口に出していったり、態度に出したりはしません。

ていうか、ダメな人なんていないのであります。

大事なのは自分と比べて他人がどうこうとか、他人と比べて自分がどうこうとかいうことではなく、自分がどうするかであります。

現状は始業から夕方まではほぼ待機。待機時間の過ごし方は自由。ただし、21時とか22時とかに入校がある場合には作業がなにもなくてもその間ひたすら待機。そして現在のところ毎日残業あり。

現在のところ、平均残業時間は3時間で平均実働時間は3時間弱。

これをポジティブにとらえるか、ネガティブにとらえるかであります。

待機といってもあれをしてはいけない、これをしてはいけないという制限はないので、インターネットをみていても本を読んでいてもお金になるわけですから楽勝といえば楽勝であります。

……ただ、拘束時間が長いのに目をつむりさえすれば。


 「……さて、本当にどうしたもんかな」


時間は金で買えるけれども、時間を金に換えることはできるのかな?

つうか、労働者って時間じゃなくて労働力を売ってるんじゃなかったっけ。