さらばes、そして復活のw-zero3


先週の金曜日(8月1日)の仕事帰りに新宿のウィルコムプラザに駆け込むことに成功したのであります。

というのも、esが急に起動しなくなってしまったので、完全に壊れたものと思い、机のうえにほっぽらかしていたら、なぜか受信をしたのであります。


 「ありゃ、こいつ壊れたんじゃないのか?」


と思ってもう一度よくみてみると、電源を入れると画面がちょっと青く点灯するし、なによりキーボードのバックライトが点灯します。


 「お? まだ望みはあるかも」


と、山積みの仕事をほっぽって定時で会社をあがり、新宿のウィルコムプラザにぎりぎりで駆け込み、修理依頼をしたのですが、修理に2週間かかるといわれたのであります。


 「……あ、そうすか」

 「ですので、代わりにこちらの代替の電話をお貸ししますので修理から戻るまでこちらをお使いください」

 「あ……いやあの自宅にw-zero3があるので、そっちを使うのでいいです」

 「あ、そうですか。ではそちらをお使いいただくということで……」

 「……あ、でもその電話借りればすぐに電話とメールが使えるんですよね?」

 「そうですね」

 「んー、じゃあ借りてもいいですか?」

 「ええ、どうぞお使いください」

 「じゃあ借ります」


いま思うとなんでそんなことをいったのかわかりませんが、普通の携帯電話もちょっと使ってみたいな……などとちょっとすけべ心が出たような、出なかったような気がします。

で、「電話番号を移してきますね」といわれたあと、15分ほど放置され、さんざん待たされたあとにやっとこ代替機を手にし、ウィルコムプラザをあとにしたのですが、その代替機で緊急に返事をしなくてはならない(だろうと思われる)メールを受信し、返信をしようとしたのです。

そしてテンキーで久しぶりに文字を入力しはじめたのですが、すぐに


 「あー!! こんな代替機なんか借りるんじゃなかった!!」


と、ひどく後悔したのであります。

というのも、いままでキーボードで文字を打ち慣れてしまっているせいで、いまさらテンキーでちまちまと文字を入力するのがかったるいし、なにより一生懸命キーを押しているのにもかかわらず効率が悪いうえにスピードが遅すぎて文章が思ったとおりに入力できず、ひどくいらいらします。


 「あー、これを2週間使うのは絶対に無理だ」


と、ウィルコムプラザを出てからほんの30秒で代替機なんかを借りたことを後悔したのでありますが、ウィルコムプラザはすでに閉まっています。


 「……なんでSIMだけもらって帰ってこなかったんだろうな、おいら……」


とえらく使いづらい代替機を手にとぼとぼと帰ってきたのでありました。