本日はタケノコ掘りに行ってきた


のであります。

7時10分にS木さんと二子玉川駅で待ち合わせをし、大井町線大井町へと移動。そして大井町でS木さんのお知り合いの方の車に拾ってもらい、8時にS木さんの実家のある千葉へと向けて出発。

S木さんはこのblogにも何度かご登場願っていますが、2007年11月のセントラルカップでペアを組ませてもらってからというもの急激に仲良くなり、なにかと気を遣っていただき、お世話になっている方なのであります。

ちなみにS木さんは私の父とほとんど歳は変わらないので、おじいちゃんといってもまちがいではありませんが、テニスのプレーは歳が倍ほども違う私と張り合うくらいバリバリ現役であります。

そして車のなかでもあいかわらずテニスの話で盛り上がりつつ、大井町から東関道を通り、船橋を抜けて、インターを降りてから田圃のなかの田舎道をひた走り、10時30分に成田近くのS木さんの実家へと到着。

裏庭にある竹藪でさっそくタケノコを掘りはじめたのであります。

が、いまだかつてタケノコを掘ったことのない私は、まずはS木さんのレクチャーを受けながら実践であります。


 「タケノコってちょっと曲がって生えてくるから、その向きにあわせて鍬を入れないとテコが利かないんだよね。だから、このタケノコはこっち側から掘って、こっちのやつはこっちから鍬を入れればいいよ」


と、手取り足取り教えてもらいながらチャレンジしてみたものの、周りの土を掘り返すばかりでなかなかうまくいきません。

なもんで、私が汗だくで力任せに鍬をふるっているのをみかねたS木さんが「ほら、こうやってやればいいんだよ」と私から鍬を受け取り、慣れた手つきで鍬をふるうと、あっというまにタケノコが掘り返されていきます。

「ああ、なるほど。そうやってやればいいんですね」と気を取り直して鍬をふるってみるものの、やはり鍬がうまく入らず、食べごろの大きさのタケノコが無残にも真ん中からまっぷたつになってしまいました。


 「うーん、totsugeki君は力が入りすぎだな」

 「力まないようにしているつもりなんですけど」

 「もっとこうさ、腕の力を抜いてヘッドの重さを使ってスナップを利かせて降り下ろせばもっと簡単に土に入るよ」

 「ほほう、なるほど。テニスと一緒ですね」

 「まあ、そんなもんだな。握っているところを支点にしてスナップを利かせてヘッドを大きく動かさないと疲れるばっかりだからさ」

 「うーむ、奥が深い」

 「まあ、やってればそのうち慣れるよ」

 「ていうか、S木さんがあんまりにも簡単に掘ってるから、“意外と簡単なのかな”と思ってやると、全然簡単じゃないんですよね」

 「そりゃそうだよ。オレなんか小学生のころからずっとやってるんだもん。totsugeki君とは年季が違うよ」

 「いやあ、おみそれいたしました。タケノコ掘りってテニスより難しいかもしれないですね」

 「いやあ、そんなこともないだろうけど、やってりゃ慣れるさ」


てなもんで、3人で代わり番こにざくざくと掘り続け、30分で60本ほどを掘り返したのでありました。

で、「いやあ、タケノコ掘りってものすごい重労働ですね」なんていいながらお弁当を食べたあと、手頃な大きさのものを13本ほど段ボールにつめて実家に送り、5本をかばんにつめ、帰る途中に道の駅に寄って買い物をして帰ってきたのでありました。