勝っておごらず、負けて腐らず、実るほど頭を垂れる
最近、Kコーチがよく口にする言葉であります。
私の場合、相手にこてんぱんに負けたとしても、腐るということはないのですが、試合に勝ったりすると確実におごってしまうタイプなので、「勝っておごらず」というのは本当に気をつけなくてはいけないなと、Kコーチにこの言葉をいわれるたびに気を引き締めるのであります。
というか、スクールには老若男女いろんな人がいるのですが、テニスが上手な人ほど、明るく楽しく素直で謙虚なのであります。
なもんで、私なんぞが「あの方上手だからテニスしたいなあ」というだけで知り合いでもなんでもないのに、
「今度の日曜日にコートが取れたんですけど、ご都合はいかがでしょうか?」
と、断られてもともとといった感じでおそるおそるお願いをしに行くと、
「ああ、そうですか。じゃあ、ぜひお願いします」
となにも聞かずに、にっこりと微笑みながら快く了承してくれるわけです。そういう対応をされると、
「ああ、私もこういう人になりたい」
と心の底から思うわけです。
勝っておごらず、負けて腐らず、相手が年上だろうが年下だろうが関係なく頭を下げ、明るく、楽しく、素直で謙虚な人間でないと、テニスはうまくならないのかもしれません。