[健康]会社に行くのに毎日往復で1時間も歩いているのにやせないわけ


引っ越しをする前までは自宅が最寄り駅から至近の距離にあったために、会社まで行くのに徒歩で歩いて移動する時間というのは往復で30分もありませんでした。

しかし、引っ越しをしてからは自宅から駅まで10分、そして交通費削減のために飯田橋駅から会社まで20分、往復で1時間は歩くようになったのであります。

なもんで引っ越し当初は、歩き始めるとふくらはぎが痛くなったり、自宅から駅に行くだけで足がだるくなったりしましたが、いまではまったく苦にならなくなりました。

すると、そんなことを思いはじめた矢先になぜか急激に体重が増えはじめたのです。

最初は

 「このごろ酒ばかり飲んで不摂生しているからなあ」

などと思って節制を決意したりしていたのですが、ここのところ自宅でも酒を飲まないようにし、おまけに粗食を心がけているにもかかわらず、まったく体重が減る様子がありません。

 「これは絶対におかしい」

と、むやみに太ってきた理由をあれこれ考えていたのですが、ふと引っ越しをしてすぐに体重が急に減ったことを思い出しました。

 「……あのときは料理ができなくて変なものしか食べていないからやせたと思っていたけど、もしかして毎日歩くようになったから体重が減ったのでは……?」

すなわち、いままで通勤に30分も歩かなかったのに、引っ越しをしてからはたっぷり1時間は歩くようになったので体に負荷がかかり、引っ越しをした当初は体重が減ったのであります。

そしていままでは負荷がかかってやせていたのですが、「歩くのが苦にならなくなった」途端、つまり体がその負荷に慣れてしまったと同時に体重が増えてきた……というわけです。

そういえば以前、自宅から最寄り駅まで徒歩20分のところに住んでいるW隊長に

 「毎日これだけ歩いてたらやせるでしょ?」

とたずねたら

 「え? そうでもないよ。むしろ太る」

といっていたのを思い出しました。

つまり、体に負荷がかからなければ毎日の通勤で1時間歩こうが1時間30分歩こうが、やせないどころか油断をすると太るというのはこういうカラクリだったわけです。

それに「毎日これだけ歩いているんだから、これだけ食べたって大丈夫だろう」という意識も働くのかもしれません。

理由さえわかってしまえば単純に負荷を増やせばよいだけの話なのですが、負荷を増やすといってもそう簡単ではありません。

ま、それでもむやみに太ってきた理由がわかっただけでもかなりの収穫ではないかと思います。