虫歯&歯肉炎


「ああ、なんだかこのごろあんまりにも健康的すぎて不健康なことしたくなるなあー」などと、不謹慎なことを考えていた昨日、自分の歯磨きが終わった後でなんの気なしにコジローの口の中をみてみたのであります。

すると、右側の一番奥の歯の表面に食べかすがたまってとんでもないことになっているのを発見!!(詳しい描写はあまりにもおどろおどろしいので割愛)。

「うぉっ!? なんじゃこりゃ!?」

と思わず大声を出してしまい、びっくりして逃げだそうとするコジローをあわてて取り押さえて、とんでもないことになっている箇所をつまようじでガリガリと掃除してみると、それはそれはみごとな虫歯になっていたのであります。

しかもそこにたまった食べかすのせいで歯肉まで炎症を起こしてしまっており、みているとこちらの胸が痛むような状態。

にゃつらは赤ん坊と一緒なので、どこかが痛くても痛いといえないのであります。

「コジー、ごめんよー」

と声をかけながらガリガリと歯に付着している歯石(?)らしきものを取ってはみたものの、症状がよくなるわけもなく「これは医者に行かないとダメだな」と動物病院に行くことを決意したのでありますが、そういえば先生に「猫は3歳を過ぎると歯の病気になりやすいので注意してあげてください」といわれてたなあ……などというようなことをいまさらながらに思い出したりしたのであります。

なもんで、「よしっ、ついでにコタローの歯もみておくか」と、不穏な空気を察してかじりじりと後ずさりをはじめているコタローをとっつかまえてさっそく口の中の様子をみようと思ったら、「ギャーギャー」と鳴いてわめいてかみついて抵抗され、あんまりにも暴れるのであえなく断念。

……と油断させておいて、やっぱりギャーギャーいって逃げようとするのを思いっきりふんづかまえて口の中をチェックしたのですが特に問題はない様子。

「……いつもあんなにがつがつと物を食べてるコターがなんでもなくて、食の細いコジーが虫歯になるっていうのはやっぱり和猫は丈夫なんかねえ……」

なんてことを思いつつ、

「やっぱり、健康は健全な口内環境からだな」

と、毎食後、自分だけではなくコタとコジの口の中のチェックも日課にすることを誓ったのでありました。