HD交換のメリットとデメリット


先日のエントリーd:id:totsugeki:20070201「*[Mac]HDの異音の正体」の続き。

HDの異音の正体はiMacが起動する際にHDにアクセスする音だったわけですが、私が確認したかぎりだと、とてもていねいに使われているらしく、状態もよいので、マシンもHDもあと5年はもちそうだったのですが、今回は「HDの交換」のプレサポートということで来ているので、「特に問題はなさそうなので別に交換しなくてもいいんじゃないかな……」といいたいのをこらえ、HDを交換する際のメリットとデメリットを事前に説明。

まずメリットとしては

●交換したHDの容量の応じてHDの容量が増える(当たり前といえば当たり前なのだが、この事実は重要)
●交換したHDの転送速度やキャッシュに応じてHDへのアクセスの速度が速くなる、場合もある(マシンにもよる)
●消耗品であるHDを交換することによって相対的にマシンの寿命が延びる(むろん限度は存在する)
●(容量が増える&新規でOSを入れ直すので)交換時にパーテーションを切って異なる起動環境をインストールして複数の起動環境を作成することができる

などなど……というようなことをかみ砕いて説明し、次にデメリットとして

●HDを交換することによって保証がきかなくなる(保証期間はとっくに切れているが、改造をしてしまうと万が一の場合にAppleの正規代理店で修理をしてもらえなくなる)
●HDの交換が確実に成功するわけではない(最悪の場合、起動しなくなる可能性もある)
●重要なデータなどは事前にバックアップを取っておかなくてはならない(これがけっこう面倒くさい)
●インターネットやメールの設定などを再度設定し直さなくてはならない(勉強になっていいと、とらえるか、面倒ととらえるか、かなり個人差があるが、面倒なことにかわりはない)

を説明したのだが、上記のメリットの

>●(容量が増える&新規でOSを入れ直すので)交換時にパーテーションを切って異なる起動環境をインストールして複数の起動環境を作成することができる

の説明をした瞬間、

 「……? それってどういうことですか?」

と、それまではわかったようなわからないような顔をして聞いていた愚妹の友人が急に食いついてきたので、

 「そうですね、たとえばパーテーションを2つに切って、ひとつにいままでのOS(OS 9)、もうひとつにMac OSXを入れて、ダブルブートにすることができます」

と補足をすると、顔がパッと輝き、

 友人:「それってこのiMacでMac OSXが使えるようになるってことですか!?」

 :「ええ、そうです」

 友人:「それっていうのはつまり……」

 :「つまり、いままでクラシックでは使えなかったiTunesとかが使えるようになるってことですね」

 友人:「ええ!? ホントですか? ということは、これで私のMacが本当のMacになるってことですね!!」

 :「……はぁ、まあそうですね」


と、エライ喜びぶりにちょっとびっくり。

なもんで、そのあとにしたデメリットの説明はうかれてほとんど上の空だったというか、あんまり耳に入っていなかったようだが、とにもかくにもひととおり説明をし、次回の訪問時に諸々の作業を一気に行いたい旨を伝え、日程の調整をした結果、2月11日(日)に決定。

そしてその後、いろいろと補足や説明をしていたら、けっこういい時間になってしまったので、車で駅まで送ってもらい、愚妹の友人には「では、よろしくお願いします」とていねいに頭を下げられ、愚妹には「じゃあ、2月11日はよろしく〜」とえらい気軽にいわれて別れたのですが、本当に大変なのはこれからなのでありました。