クリスマスイブの成果


先日の24日のクリスマス(正確にはクリスマスイブ)に、たまたま表参道なんぞにいあわせてしまったわけだが、彼の地に地下鉄の出口から降りたってわかったことは

 「クリスマス(イブ)にこんなところにいるもんじゃない」

ということである。

しかしライブ終了後、渋谷のジ・オールゲイトという店に場所を移動して喉を潤したのだが、その際にいろいろと得たものがあったので、メモがわりに列記しておく。

ほしいぜ!! 「ああ、そうだね」ボタン

夫:「ただいま〜(とても疲れているらしい様子)」

妻:「おかえりなさい」

夫:「いやあ〜、今日は疲れたよ」

妻:「あら、お疲れね。でも、ちょっと聞いてよ」

夫:「……うん? どうかした?」

妻:「あのね、いまテレビで山で遭難した人が25日ぶりに救助されたってニュースをやってたんだけど」

夫:「うん」

妻:「ニュースによると、どうもその人が冬眠状態になってたらしいのよ」

夫:「ああ」

妻:「そのおかげで助かったらしいんだけど」

夫:「ああ」

妻:「人間が冬眠状態になるなんてあるわけないじゃないねえ!?」

夫:「……ああ」

妻:「おまけにその救助された人が焼き肉のたれのおかげで助かったとかいってるのよ!」

夫:「……」

妻:「焼き肉のたれよ? 焼き肉のたれ」

夫:「……」

妻:「そんなことあるわけないじゃないねえ〜、ってあなた、人の話聞いてるの?」

夫:「(ここですかさず、ああそうだねボタンを取りだし連打)ああ、そうだね。ああ、そうだね。ああ、そうだね。ああ、そうだね。ああ、そうだね……」

妻:「???」

夫:「いまの話は、50ああ、そうだね」<説明>
「ああ、そうだね」ボタン:ボタンを押すと「ああ、そうだね」と発声するボタン。トリビアの泉の「へぇ〜」ボタンを想像してもらうとわかりやすい。用途としては会話の際の相づちとして使用する。上記はかなり極端な例。<例>

妻:「となりのだんなさんがね〜」

夫:「(新聞を読みつつボタンを押す)ああ、そうだね」

妻:「となりの奥さんがね〜」

夫:「(パソコンの画面から一瞬も目を離さずにボタンを押す)ああ、そうだね」

妻:「となりの猫ちゃんがね〜」

夫:「(ご飯を食べながらボタンを押す)ああ、そうだね」


(注:上記の会話はすべてフィクションです。抗議のコメントなどはご遠慮ください)

人の話を聞かないやつは救いようがない

人の話を聞かないからダメなのか、はたまたダメだから人の話を聞かないのかはわからんが、いずれにしても他人の話を注意深く聞かないやつ、またはそのときは聞いているふりをしているけど、あとになるとさっぱり覚えていないやつというのはどうしようもないっつーことで。

ダメなやつにはダメな理由がある

すばらしい人間にはなんでその人がすばらしいのかという理由があるように、ダメな人間にもダメな理由があるわけだ。

で、そのダメな人間のダメな理由を浮き彫りにしてなんの意味があるのだ? それで喜んでいるのか? と思われる方もいらっしゃるかも知れないが、「他人のふりみて、わがふりなおせ」という言葉があるように彼らの行いをみて、「自分もああならないように気をつけよう」と以て他山の石とするわけである。

つうか、酒飲んだら、仕事の話か他人の話しかすることないじゃん?

あとは自分をいかにしたら高められるかとか、いかにして人生をよいものにするかとか……。