これからどこへいくのか


明日からもう12月に突入である。

ということは、前の会社を辞めてからもうすぐ1年になろうとしているわけだが、月日が経つのは早い。

つうか、ふと気がつくと1週間が過ぎ、2週間が過ぎ、あっというまに1ヶ月が過ぎてしまっており、最近、自分がただ時間に流されている感が否めない。

まあ、それというのも毎日やるべき仕事があり、それにいままでとは違い土日もきりきりと活動しているので、ほんの2〜3ヶ月前の生活に比べれば日々充実しているからそう思うのかもしれない。

しかし、このところ「このままでいいのか?」という自分のなかから沸き上がってくるような、なにかこうもやもやとした疑念のようなものを感じる。

生活も安定しているし、仕事も順調……とはいいがたいが、仕事も無難にこなせるようになってきたし、まわりの環境にも慣れてきてだいぶ余裕が出てきたので、私がまだここにいたいと希望すれば、好きなだけとはいわないがいられるとは思う。

だが、そんな近い将来の自分をイメージすると、必ず「本当にそれでいいのか?」という疑問が頭をもたげてくる。

というか、いまの環境というのは別に悪くはない。むしろ給料でいえばいままでもらっていた額よりもはるかにいいし(当社比1.5〜1.75倍)、社内のつまらないうえにくだらないヒエラルキーも皆無だし、おまけに働く意志さえあればいくらでも働ける。

にもかかわらず、いまの生活になにか違和感を感じるのはなぜなのかはわからない。ただ、ひとつだけわかっているのは、いつまでもこのままでいいとは思っていないということだけである。

となると、将来のことを考えてただ漠然とこのままでいいのかと思っているだけなのかもしれない。ただ、どちらかというと、

 「このままでいいのか?」

というよりも

 「別にいまのままでも悪くはないじゃないか?」

と思い始めている自分自身に疑問を感じはじめているのかもしれない。

私はちょっとでも「いまのままでいいや」と思ったら、そこから後退がはじまると思っている。

どんなにまじめだろうが、一生懸命仕事をしていようが、長年勤めていようが、すばらしい仕事をしていようが、「自分の仕事はこのくらいだろう」と思ったら、もうその時点でその人は終わっている。

だから人間は自分自身を変えていかなければならないのだ。たとえそれがよくてもわるくても。