[派遣生活]派遣社員のメリットというのは気にくわなかったらすぐに次のところに行けること


先日のエントリー(d:id:totsugeki:20060904「[派遣生活]派遣会社の営業とのすてきな会話」)で「もうこんなところにいるのはイヤだ!」と派遣会社にダダをこねたことを書いた.

そうしたら「社内で調整をするのでちょっと時間をくれ」といわれ,私は「ふ〜ん調整ねえ.2〜3日はかかるだろうなあ」と内心思っていたのである.

すると,私の担当営業が次の日(8月31日)の昼過ぎにやってきて,急にエレベーター前(社内でできない話のときは外に呼び出されるのだ)に呼び出されたのである.


 営業:「どうも,おつかれさまです!!」

 :「はあ,おつかれさまです.あのなにか……?」

 営業:「ええとですね,実は昨日totsugekiさんからご連絡いただいた件を社内で調整いたしまして……」

 :「はあ」

 営業:「2件ほどご紹介できそうな案件がありましたのでお持ちしました」

 :「え!? ウソ? ずいぶん早くないですか?」

 営業:「いやあ,それが私どもの仕事ですから.それにtotsugekiさんには気持ちよくお仕事をしてもらいたいですからね」

 :「はあ,そうすか」

 営業:「で,今回お持ちしたのはこちらとこちらなんですけど」

 :「はい」

 営業:「まずこちらがO塚(派遣会社の部長さんね)の担当の会社さんなんですけど,Quarkでの組版がメインのお仕事で,有名なところだとた●ごクラブとかひ●こクラブとかの組版があるそうで,残業はけっこう多いみたいです」

 :「はい」

 営業:「で,もうひとつは私の担当の会社さんなんですけど,教科書関係の組版をやっておられまして,やはりこちらもQuarkメインで残業はそんなに多くないみたいなんですけど,毎日必ず8時間は仕事はさせてくれるそうです」

 :「はあ,そうですか.ちなみに場所はどちらなんですか?」
 
 営業:「ええとですね,O塚のほうの案件は江戸川橋で,私のほうの案件は池袋でここから歩いて5分くらいです」

 :「そうですか,学参は組版も特殊ですからね…….その江戸川橋のほうっていうのは(会社の)名前とかわかります?」

 営業:「え? いや,私の担当ではないのでちょっと分かりかねますけど,もしご興味があるようでしたらO塚のほうからご説明させますけど」

 :「ああ,そうですか.いや,興味はあるんですけどちょっと江戸川橋に知ってる印刷所があるものですから……」

 営業:「あ,そうなんですか.でも,きっとたぶんtotsugekiさんのご存じのところじゃないと思いますよ」

 :「(なんでお前にそんなことがわかるのだ?)まあ,会社の規模なんかもありますからたぶん関係ないとは思いますけどね」

 営業:「そうですか.じゃあ,こちらの案件のほうが気になるということであれば,O塚のほうからtotsugekiさんにご連絡を入れさせますね」

 :「はい,そうですね.そうしてもらえますか」

 営業:「それでもしO塚から説明を聞いたうえで気に入らなかったら遠慮なくいってください」

 :「え? そんなことしていいんですか?」

 営業:「はい,もちろん.そうしたら自分がまたほかの案件を探してきますから」

 :「おお,それはずいぶん頼もしいですね」

 営業:「いやあ,スタッフのみなさんに気持ちよくお仕事をしてもらうのが自分の仕事ですから」

 :「そうですか.では,お手数おかけしますがよろしくお願いします」

 営業:「いえいえ,totsugekiさんもお体に気をつけてくださいね」

 :「はい,ボクはまだまだ大丈夫ですよ」

 営業:「そうですか,ではお仕事がんばってください」

 :「はい,みなさんのためにがんばりま〜す」


で,仕事に戻ったあとで「そういえば契約期間のことを聞くのを忘れた」と次の仕事のことで頭がいっぱいで,聞くのをすっかり忘れていたことを思い出したのだが,私が思っていた以上にすばやい対応に「この対応の早さであれば悪いようにはしないだろう」と思い,安心して仕事に打ち込んでいたのである.

そうしたらその2時間後に派遣会社から携帯電話に着信が…….


 「はい,もしもし?」

 「もしもし? totsugekiさんの携帯電話ですか?」

 「はい」

 「あ,わたくし●●●(派遣会社の名前ね)のO塚と申しますけど,毎日お仕事お疲れさまです」

 「あ,どうも.こちらこそいつもお世話さまです」


「おいおい,いくらなんでもずいぶん早くねえか!?」などと思いつつ,携帯電話とメモを片手に部屋を飛び出したのだが,気になる電話の内容は次回のエントリーに.