[会社]仕事を知っている人間がまわりの人間に親切に仕事を教えないといけないのは仕事ができる人間の義務


なんですってよ、お客さん。

正直にいうと私個人的には


 「え〜!? ホントにそうな〜ん!?」


といった感じなのだが、そもそも「〜教えないといけない」などと書いている時点で、そんな気がさらっさらっないのがバレバレなんですけど。

それにノブレス・オブリージュ〜?

兄さんがはってくれたノブレス オブリージュ - Google 検索でトップにきているブログ

東ブログブルク公国:ノブレス・オブリージュ
http://blogs.dion.ne.jp/duke/archives/182128.html


を読ませてもらったかぎりだと、ノブレス・オブリージュの意味って(下記、上記のブログ中より引用)

高貴な者の義務
高貴なる者の重責
高い身分に伴う義務
高貴であるが故の義務
高貴な身分に伴う規範的義務
貴い者は義務を負う
特権にはそれに見合う義務が伴う
身分の高い者にはそれ相応の社会的責任と義務がある
高い身分には(道徳上の)義務が伴う
位が高ければ務めも重し
高貴な義務:偉い地位の人ほど公衆のために働かなくてはいけないという考え方
貴族的自己犠牲
優者の責任
優者の責務
知者の責務


こんなんですよ、こんなん。

で、こんなんきて

王侯貴族は特権を持つ代わりに、いざ危険が迫った時には自らが先頭になってその危険に向かって立ち向かわなければなりません。
(そうでないと民衆にソッポを向かれ、権威を失い、支持が得られなくなります)


こんなんきて

このように、貴族であるが故に人に先立って危険と向き合うことが求められます。
人の嫌がることを率先して行わなければならないのです。
華やかで優雅に見える貴族には、このような厳しさがあることを忘れてはなりません。


こんなんがきます。

しかしノブレス・オブリージュは貴族だけのものではありません。
我々も身近に行うことが出来ます。


そして最後にこんなんがくるわけですが、

1.毎日の通勤・通学の電車・バスでお年寄りや体の不自由な方に座席を譲る
2.面倒な仕事でも快く引き受ける(=他人に面倒を押し付けない)
3.失敗の責任を他人に転嫁しない
4.音楽演奏会や美術展などの鑑賞をする(=文化の発展に寄与)
5.いいモノ、いいサービスにはそれに相応しい対価を払う(=社会の発展に寄与)
6.出来るだけ国産のモノを購入する(=国内企業の成長と雇用に寄与)
7.地域活動に参加する
8.ボランティア活動に参加する
9.募金に協力する(新潟中越地震支援募金)


なぜか最後の「募金に協力する」が「新潟中越地震支援募金」に限定されていて、しかもボールドになっているのはスルーするとして、そもそもこのノブレス・オブリージュという概念はフランスで生まれたものなのに、それを日本で理解しようとしたり、実践しようとかっていうのはかなり無理があるんではないですかのう。

それっていうのは日本の滅私奉公の精神をフランス人に理解させて、実践させようとするのとあまりかわりがないような気がするんだけど。

などと思ったりもするだが、ノブレス・オブリージュという言葉のもつ概念というのは、ある意味マネジメントに通じるものがあるような気がしているので、個人的にはかなり気に入っているのだが、じゃあ気に入っているからさっそく明日から実践しますかというわけにはいかないのである。

私は自分が庶民の生まれであろうが高貴な生まれであろうが、そんなこととはまったく関係なく、精神的に貴い人間になりたいとは思っているが、いざこのノブレス・オブリージュを日本の社会で実践するとなると、まさに自分のまわりのすべての人間に対して滅私奉公をする気持ちで望まないと不可能だ。

つうか、いくらすばらしい概念だからといっても、実践できないよこんなの。

……だから、ノブレス・オブリージュなのか。

納得。