[コタロー][コジロー]コタ&コジの帰還
故あって実家に預けていたのだけれども、昨日1ヵ月半ぶりに自宅に帰還。
ニャつらがいないと思いっきり熟睡できるし、朝まで酒を飲んでいても良心が痛まないのだけれども、1ヵ月半もいないとさすがになんか寂しいのであるな。
特に自宅に帰ったときに玄関を開けても出迎えてくれる生き物がいないというのは、世の中で自分はひとりぼっちなのではないかとちょっとした孤独を感じたりもする。
しかし、仕事でくたびれているときやものすごい熱さなのにニャアニャアいいながら足にまとわりつかれるのはちょっぴりうっとうしいときもあるのだが、それはそれでいいのかなと思い直したりもして(たんに「早くご飯をくれ〜」とまとわりついているだけだとしてもさ)。
でも、実家にニャつらを預けるのはいいのだけれども、その準備をするのもなかなか大変なのだが、実家に行ったら行ったで今度は向こうから帰ってくるのも大変なので、ついつい預けっぱなしになってしまうのである。
というのも、「じゃあ、そろそろ自宅に帰りますか」なんてやにわに荷物を片づけだしたりすると、「むむっ!?」なんて不穏な空気を敏感に感じ取って、急に冷蔵庫の後ろに入って出てこなくなったり、タンスの上によじ登って降りてこなかったりする。
そもそも猫というのは自分のテリトリーを守って生活をしているので、そこから出されるというのはストレス以外の何者でもないので自宅から外に出されるのもいやがるが、自宅から連れてこられた実家から出されるのもいやがるというおもしろい生き物なんである。
「あなたたちはにゃんでわかるんですか〜?」なんていいながら、おもちゃで誘い出したり、にぼしでおびき出そうとしたりするのだが、コタローはもっさりしているのですぐに捕まるものの、コジローがどうやっても冷蔵庫の裏から出てこない。
仕方がないので「わかりました、わかりました、今日は帰りませんよ〜」なんて大きな声でいいながら、そのへんに寝っ転がって帰らないような素振りをしていると、10分ほど経ってやっと「本当に今日は帰らないの?」といった感じでおそるおそる出てくるのだが、あわれコジローは油断をした瞬間にすばやく捕獲され、悲痛な叫び声をあげながら車へと連行されてしまうのである。
まあとにもかくにも実家から帰ってくると私も疲れるわけだが、コタローとコジローはもっと疲れるわけで、本当はニャつらは自宅でごろごろしているのが一番いいのだけれども、実家に行って朝から晩までかわいがられるというのも、たまにはいいのかなと思ったりもする。
こんなことを書くと、「お前はかわいがっていないのか?」といわれそうだが、私は基本的にお世話をさせていただいている立場なのでなんともいえまへんなあ……。