水道橋駅西口 『太助』

だるだるコジロー


(正式名称は「味太助 水道橋分店」らしい


この店にはいままでに5〜6回ほど行ったことがあるが、初めて行ったときは「こんなにうまい牛タンがあるのか」と感動したものである。しかし狂牛病が騒がれたときにはさすがに行く気がせず、騒動が収まったころにおそるおそる様子を見に行ったら、まだ営業していていてほっとしたのだが、このときには牛タンの質がかなり落ちていてずいぶんがっかりした覚えがある。

まあ仕入れの関係で仕方がなかったのかもしれないが、今回は牛タンの質が戻ったかのリサーチもかねて再訪。もし前回と変わらないようだったら、もう二度と行くことはあるまい。

ちょうどお盆の最中で営業しているかが心配だったがやっていた。

ここにはメニューはほとんどなく、食べ物は牛タン、麦めし、テールスープ、漬け物盛り合わせ、飲み物は生ビールと日本酒しかない。この店に入った客はビールを飲んでひたすら牛タンを食べるか、牛タンと麦めしとテールスープの定食を食べるかのどちらかである。

店に入って椅子に座ると「お飲物はなにになさいますか?」と聞かれて「とりあえず生ビール」と答えると、次はいきなり「何人前ですか?」と聞かれる。はじめて入った人はびっくりすると思うのだが、今回もやっぱり同じように聞かれた。久しぶりだったせいか、なぜかどぎまぎしながら4人前を頼むと、すかさずキャベツの浅漬けの山盛りが出てくる。これは牛タンを頼むと出てくるのだが、キャベツの上に唐辛子のみそ漬けが2切れちょんと乗っているのがミソである(洒落ではない)。

ビールを飲みつつ、待つこと5分。お待ちかねの牛タンが出てきたのだが、肝心のお味はというと……

うまい!!

すでに見た目で食欲をそそるが、肉厚なのにとてもジューシーで軟らかく、焼き加減も最高である。食感はまるで牛のはらみを食べているようなのだが、味はまちがいなく牛タンのものである。ああ、はじめて来たときの味だ……。

あまりにおいしかったので4人前はぺろっとなくなってしまった。またもや追加で3人前を頼む。これまたあっという間になくなる。かといってほかに食べるものがないのでまたもや3人前を追加する。ついでにビールとキャベツのおかわりも頼む。もうこうなると牛タン→浅漬け→ビール、牛タン→浅漬け→ビールのヘビーローテーションであるが、牛タンとキャベツばかり食べていると舌がなまるので、ときどき唐辛子をかじって舌先の味を変えるのがミソである。

ちょうどカウンターに置いてある小型(14インチくらい)のテレビで東京ドームでの横浜×巨人の試合が放映されていたので(すぐそこでやっている試合をテレビで見るというのも不思議なものだが)、試合を観戦しながらああだこうだと野球論議をしつつ、ひたすら牛タンを食べる。

それにしても隊長は表情を変えずにばくばく食べ続けているが、ちょっと食べ過ぎではないかい? なんかいくらでも食べられそうだなあと思いながらも、またもや3人前を追加する。これはいくらなんでも食べすぎではなかろうか。

結局、この日頼んだのは

  • 生ビール×3杯ずつ
  • 牛タン×13人前
  • キャベツの浅漬け×3

であった。しめて16K。

ちょっと食べすぎの感はあるが、まあうまかったからいいやね。いやあ、ごちそうさまでした。

このあと店を出て、トゥルースをのぞいたがダーツが空いていなかったので、ふらふらとJB'Sバーに行き、ラムのロックとプレミアムモルツの生、隊長はバーボンのソーダ割りを頼む。そしてなぜかお腹いっぱいのはずなのにタコライスやらオムレツやらを食べ散らかし、クリケットを2ゲームほどやる。しかし、ゲームをやっている間に猛烈に混雑してきたので、仕方なくJB'Sバーを出て、再度トゥルースへ戻り、小一時間ほど待ってからダーツを始める。クリケットを4ゲームほどまじめにやったらくたびれてしまった。情けない。ふと時計をみると12時を過ぎてしまっていたので、そのままカラオケに直行。朝日がやけにまぶしい……。

★本日飲んだお酒★

キリン一番搾り生 ジョッキ×3、ラムのロック(銘柄を失念)×1、プレミアムモルツ生 グラス×1、ラムトニック×3、ゆずスパーク×3