神奈川新聞主催 花火大会

コタロ


場所はあらかじめ取っておいてもらい、私たちはあとからビールやら食べ物やらを持って合流したのだが、夏の夜の花火というのもなかなかいいものですな。風情があって。

取ってもらった場所が花火を打ち上げている真正面だったのだが、これがなかなかにおもしろい。地面からひゅるひゅると花火を打ち上げているのがみえるのだが、打ち上げの音は一切しないのである。で、打ち上げた花火が夜空にパーッと広がり、その花火が消えるころになってはじめて「ドーン!」という音がして体にズーンと衝撃が伝わり、続いてビリビリと周りの空気が振動するのである。

実際にどれくらい離れていたかを推測するに、花火を打ち上げてから音が伝わるまでに5〜6秒はかかっていたので、「通常、空気中の音速は0℃、1atm(気圧)で、331.5m/sで伝わります」ということらしいので、「331.5(m)×6(秒)=1989(m)」でだいたい約2kmのところであげている計算である(本当かな)。

花火というのはあまり距離が近すぎると首が疲れるし、あまりに遠いと迫力がないし、なかなか付き合いが難しいものである。そういう意味では今回はとてもいい場所であった。

ただ一つ難をいえば場所が丘の中腹というかものすごく斜めのところだったので、ビールや食べ物を下に置くことができず、油断をしていると自分自身までずるずると下がってしまうのでかなり難儀をした。やはり前日から場所取りをするべきだったかと思ったりもしたが、そこまでするのもなあ。

まあなんにせよ、今日のテニスといい、花火見物の準備といいとても疲れた。家に帰ってぐっすり眠ろう……。